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私になるまで

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#あなたに出会えてよかった

私になるまで14

話は前後するが、初めての○○でもうひとつ学生時代の重大ニュースに入る出来事。そんなそれは、大学二年生の初夏の頃。私は昼食を食べに友達と雑談しながら、学食へと向かう。当時は、学食は2つあり、一方は古い校舎の地下。もうひとつは新しい校舎の地下。新しい方はエレベーターがあり、バイキング形式に好きなものを取り、レジへと向かう。古い校舎の学食は、階段を降りていったところ。食券を買って注文カウンターで交換する

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私になるまで13

大学生となり。家から遠く離れ暮らすようになって、初めての○○が増える。そして趣味へと繋がる。 その中で印象深い初めての○○は登山だった。

ある日友達に、「ちか今度の日曜日、友達とピクニックに行くけど、一緒に行かへん?」誘われれば行くって友達は確信して聞いてきた。もちろん、返事はOK!

ってことで友達と、友達の友達数人とピクニックに行く。ちょっと人見知り発動…最初はあんまり話す事もなく、電車に揺

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私になるまで11

大学3年生の秋深まる頃。大学から山の方に上がったところにある精神薄弱児更生施設ー当時は、そういう呼び方だったーに実習に行く事になった。夏休みに一緒にに実習をする子と園長に挨拶に行く。ここの子達は、叫んだり暴れる子もいるけど大丈夫?って聞かれ私は、障害者の余暇活動のボランティアをしてると言うと、じゃ、大丈夫やね。の一言で終わった。ここは実習生に対して指導はしないから、他の職員がやるの見てやる事自分で

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私になるまで10

その時の私は、漠然と私みたいな障害者の役に立てたらなぁ…と思い始める。しかし、コンプレックスである喋る事が出来なければ、どうしようもない

時代は昭和から平成へ移り変わり…障害者が大学に行くということもさほど珍しいことでは無くなった。大学の中では、何もかも平等だった。勉強しなければ単位は落としす。私はそんなに真面目な学生ではなかった。タバコは吸うわ、酒は呑むわ…親が知ったら、殺到してきそうな不健全

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