Rambling Noise Vol.96 「LOST CHILD その19」
本来このリモートドラマの軸は、毎回提示されるテーマを巡っての討論を行ない、参加者達が十億円の賞金を争うゲーム及び、そこで現れる人々のエゴや醜さにあった。
第一話から第七話までの各々のテーマは、「Wrath(憤怒)」「Sloth(怠惰)」「envy(嫉妬)」「First Date(初デート)(まぁこの回はちょっと脇道に逸れているんだが)」「Art(芸術)」「Marriage(結婚)」「Gratoney(暴食)」という具合だったのだ。
ところがぎっちょん!
(と、『シン・仮面ライダー』で某登場人物が突如として言い放った時は正直ヘナったよ、ワシ、うん)
それまでなんとなくゲームを生き延びてきてた様に思えた当時ゼロ高生のあすみんこと山口明日美さんが演じるセーラー服のパピコちゃんが、第八話「Repeat? Crinuseb(時の神)」、第九話「Best Friend」に於いて、
あらよっと
ゲームを司る堕天使ミウラ(三浦佑介さん)に対峙し出したのであった! あれま〜!
悪の化身堕天使ミウラと無双モードパピコちゃん。なんだかお二人さん、罵り合っちゃってコワイなぁと、アサノさんも画面の向こう側の有り様に、松浦亜弥の『ドッキドキ!LOVEメール』だ(デビュー曲だ!)!
そして迎えた最終回第十話。
いよいよ二人の頂上対決だ!
あれっ?
なんか忘れてね?
そうです。アサノさんの三つ目のお役です。
第一話であっさり死んでいながら、第四話で浅田さんとして再登場、第五話でまたまた死亡したアサノさんには、構成・台本の加藤智久さんから「三役で出演してください」とのお達しが有ったのだが、最終回にしてその三つ目の役が廻ってきた。
前話からの流れに関係無く、最終回の出だしは何の前触れも無しにイキナリ始まった「株式会社スサノオ 十億円じゃんけん」という大会。
っつーワケで、その大会の司会者役でアサノさんたら謎のモーション付きでのっけから登場だ。
その名も佐藤さんである。
もはや浅野でも浅田でもなく、佐藤さんである。
「十億円欲しいかー」
「愛より金かー」
濃い顔で叫ぶのである。
これにパピコちゃん、堕天使ミウラも何故だか当たり前的に参加。加えて大会主催者であるMr.バラマキ荒巻社長も登場。
なんじゃこりゃ。
でも大丈夫。堕天使ミウラが本性を現し大会をジャックするや、佐藤さんをリモート金縛りの目に遭わせ、更には軽ーく抹殺。
そして・・・いやいや、ドラマの結末を書いてしまっては野暮というもの。
ちゃんちゃかちゃんと、何はともあれとにかく『STAY HOME〜100人のラストジャッジメント〜』終〜了〜です。
はい、アサノさんもお務めごくろーちゃんちゃかちゃん。
(続く)
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