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Rambling Noise Vol.21 「メルマガナイトへGo ahead! その9」

ともかく、


自主制作映像のお話を作ったことをきっかけに痩せ始めたアサノさんは、18歳にして初めて”色気”を思ってしまった。
つまり、

「痩せたらちょっとはイケんじゃね?」

的なヤツ。


ということで、その後も節食が続くのは良いんだけれど、ともすると極端な行動に走りがちなアサノさんは、例によってここでもその本領を遺憾無く発揮してしまった。

そうそう。過度な食事制限が待っているワケですよ。
やはり悲しむべきは元々のデブ体質。それがそうそう変わる筈もなく、ちょっと油断するとぷっくり数kgくらいすぐ体重が上がる。

アサノさんには、そういうのが敗北した様で我慢がならない。

アサノさんのダイエット理論は極めてシンプルだ。

「食わなきゃ太んねぇだろ」

というもので、

「あたし、水を飲んでも太っちゃうのー」

と、女子がよく口にしそうな言葉も分からないでもないが、それで善しともいかないアサノさん。
一日三食が二食に減り、毎食お米二膳が一膳になったまでは良かったが、こんちくしょーと食事の量が次第に減っていき、終いにはご飯ほんの一口で「しゅーりょー」なんてことになっていったこともあった。

そこまでして、ちょっとフラフラするくらいになるまで追い込んでみて、さて体重はどうなるのか。
「あ、この辺が自分の限界なのね」
その頃二十代前半だったアサノさんは、その結果を見極め、納得したあとは踏ん切りもつきまして、そのあとはまぁまぁ適度に食を摂ることになったのでありました。

そいで、25歳前後の頃にはようやく体質も変わったのか、多少食べ過ぎちゃったりしても、体重の増減も落ち着きだし、なんかやっと平和な世の中を得たのでございました。
でも、あれこれなんだかんだあって、三十代からは一日一食になるハメというか、流れになってしまい、それは今も継続中でござい。

慣れてしまえばどうということもない。
そして、アサノさんが思う、一日一食のメリットは二つある。

一回こっきりの食事だから、
「これ食べたら太るかなー」
とか、余計な考えが要らなくなったことが一つ。

そして、もう一つは、
「多分、二〜三日飯食えなくても死なねえな。無人島とか行ったら、オレ、他の人より絶対有利だよね〜」
という、だからどうした的な、ワケの判らない自信であったとさ。

はいはいー。そろそろデブのお話終わりにしまーす。
次回こそは、メルマガナイトへ戻ろうっと。

多分だけどね。

(続く)

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