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Rambling Noise Vol.109 「SOMEDAY MY NEIGHBOR WILL COME その3」

加藤さんからのダメ出しはもう一つ。
この話は、急に場というか世界観というかがカックン転換しちゃう上に、二段落ちにもなっているのだが、その為に判り易くなる様な見せ方を工夫する必要があると言うのであった。

「イマの視聴者は唐突な展開についていけない。あれ? なにこれ? となるとそっぽを向いてしまうから、親切にしてやらないとダメなんです」

はあ〜〜〜、なんでもかんでも説明したがったらイケナイんじゃなかったっけ?確か前回そう言ってませんでしたっけ? 匙加減がムズカシイ。え? そんな判り易い説明を入れまくってしまった物語って、どっちらけじゃないの?
そんくらい勝手に観てる側が脳内補正してくれるんじゃないんだろーかと思いつつも、まっいいか、判りましたよと、でも流れを乱すほどの注釈を施すのもちょっとなぁと思ったので、極々簡単な状況説明的スーパーを軽く書き加えるアサノさんであったのだが、一方では加藤さんの言うことにも思い当たる節があることはある。

何年か前に「『機動戦士ガンダム』を初めて見たアラサー女子の"覚醒”。不仲の兄の解説で「何がわからなかったのか」がわかった」というネット記事を読んだ際に、このヒトなんでこんなに理解力も想像力も欠けているの・・・? と愕然としたことがあったのだ。
放送当時、中学二年のフレッシュボーイ(デブだったけどね)だったアサノさんでも全然ついていけたファーストガンダムだっちゅーの(by パイレーツ)に、いい歳コイた(コラ)オネエサマが何故にこんなにも内容を解し得ないのか!
う〜そ〜だ〜ろ〜。

だが、残念ながら今これを書いているリアルタイムに於けるホンの数ヶ月前にも、まるでデジャヴの様な現実にアサノさんはブチ当たりましたのであります。
なんとなぁくYouTubeで発見してしまった『水星の魔女に影響されてファーストガンダムを初見視聴したオタクの反応』という、映画版三部作を初見した関西女子の動画がどうにも気になって流し見してみたら、うっ、やっぱしイマイチ理解度低い、想像力乏しい、そしてうるさーい、となってしまったのだ。

どうやら世間では、ちょい前に放送終了した『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の影響でファーストガンダムを観ようムーブメントが起きた様で、もうそりゃ歓迎すべきことで、知らないよりは知っていただきありがたいことだ。ん? ドコカラ目線?

(続く)

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