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#読書感想文

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『2010年宇宙の旅』 作者: アーサー・C・クラーク

大ヒットーーーそんな在り来たりの言葉では言い表せない不朽の名画『2001年宇宙の旅』。その続…

浅野 智
2か月前
2

『デザインを、経営のそばに。』 作者: 八木 彩

デザインはビジネスに役立つ力であるが、まだまだ十分に活用されていない。この解決の為には、…

浅野 智
2か月前
6

『資本市場とリスク管理』 作者: 藤井健司

本書では、金融・資本市場の成り立ち、金融仲介機能や、ドライバーであるデリバリティブ取引、…

浅野 智
3か月前
2

『2001年宇宙の旅(決定版)』 作者: アーサー・C・クラーク

本作は、スタンリー・キューブリック監督による1968年のSF映画の小説版である。映画公開後に発…

浅野 智
3か月前
2

『地球幼年期の終わり』 作者: アーサー・C・クラーク

SF史上の大傑作と多くの人々に絶賛されている本作が2015年にアメリカでドラマ化されているのは…

浅野 智
4か月前
4

『ユービック』 作者: フィリップ・K・ディック

短篇『宇宙の死者』と同様の世界観を持った本作。つまり、人間が死後、或る程度の期間「半生状…

浅野 智
5か月前
1

『美しい星』 作者: 三島由紀夫

私が読む三島由紀夫の作品は、これで二冊目なので良くは存じていないながら、三島作品ではSF的な本作は異色のものだそうだ。 三島当人は、どうやら推理小説は全否定しているが、SF小説は好んで読んでいたらしく、こう語っている。 「推理小説などと違って、それは大人の童話だからだ」 そして本作は、賛否共に文壇等で議論を沸かせた問題作だった様だ。また、1964年にテレビドラマ化、1975年にラジオドラマ化、2012年は舞台化がされ、さらに、2017年5月には映画が公開されている。 私が本作

『夏への扉[新版]』 作者: ロバート・A・ハインライン

1956年に発表されたロバート・A・ハインラインによる古典的SF小説であり、代表作ともされてい…

浅野 智
7か月前
3

『白日』 作者: 北方謙三

私が初めて読んだ北方謙三の小説。今でこそ『三国志』や『水滸伝』などと言った『中国歴史小説…

浅野 智
7か月前
1

『マンガの描き方―似顔絵から長編まで』 作者: 手塚治虫

本誌は1977年初出のものを文庫化したもので、何故今更読んでみたのかと言うと、手塚治虫自体が…

浅野 智
7か月前
9

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 作者: フィリップ・K・ディック

本作は、私が初めて読んだディックの小説だ。手にした動機は無論、映画『ブレードランナー』の…

浅野 智
8か月前
2

『火の鳥 太陽編(上中下)』 作者:手塚治虫

1986年から1988年にかけて小説雑誌の『野性時代』に連載された第12部は、作品として発表された…

浅野 智
8か月前
8

『人間以前 ディック短篇傑作選』 作者: フィリップ・K・ディック

事情はよく知らないが、近年になって改めて連続刊行されたディック短篇傑作選も本書で6冊目。2…

浅野 智
8か月前
4

『火の鳥 宇宙・生命編』 作者:手塚治虫

『宇宙編』は第4部で、『ヤマト編』と『鳳凰編』の間に、『生命編』は第10部なので、『乱世編』と『異形編』に挟まれている作品だ。 作品発表順に読みたいこの身からすれば、どうにも少々意地悪な編集である。例え作品間の関連性が殆ど無く、作風もそれぞれで全く異なるにしても、作者の何らかの意図があるかもしれないし、読み側の受け取り方にも変化が生じることもあるのでないかと思うからだ。 なので、初見時には気が付かず巻数順のそのままで読んでしまったのだが、再読の今回は発表順に読んだ。つまり、『