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寝ているときにみる夢に教えてもらうこと

覚えている夢は奇天烈なものも多いけれど、明日に何か不安なことがある時に見る夢はとても現実的なことが多い。
寝坊して遅刻する夢はけっこう頻繁に見るし、仕事している夢も見る。この前なんぞは通院同行がある前夜に、通院同行している夢を見て、そういうときは本当にげんなりしてしまいます。起きてもう一回やんのか〜、と思う。
と同時に気づく、ああ今私、ストレスかかっているんだなぁ。

パートナーにも「のんきが取り柄」と言われるほど能天気で悩みの少ない私ですが、やはり生きていればストレスを感じることも少なくないようで。意識はそんなにしていない分、無意識な時間にそれを感じる。そのひとつが、眠っている間にみる夢でございます。

飲み会の幹事やるとありゃ、選んだお店がまずかったりお会計まちがったりする夢を見るし、旅行にいくとありゃ、切符忘れる夢を見るし、仕事で会議の進行やるとありゃ、全然まとまらず呆然として怒られる夢を見る。
脳内の私はいつも大変なことになっているなぁ。現実にはそこまでひどいことは起こらないのだけど。
こういうあたり、実は隠れ心配性なのかもわかりません。

でも夢っていうのは本当に不思議。
そういう現実的な夢を見ることもあるけど、それ以外のわけわからなさはおもしろいよね。

子どものころ繰り返し見ていた夢があるんですけど、母校の小学校が舞台で、なぜか大勢の人が閉じ込められていて、ゾンビと戦わなきゃならないんです。その手の映画では有名なミラ・ヨヴォヴィッチ(何を隠そう映画『バイオハザード』の主人公アリス役)が出てきてゾンビをばったばった倒してくれるのですが、最後はなぜか津波も襲ってきて学校は水浸し、なんかでかいすごく強そうなボスを前にミラ・ヨヴォヴィッチとともに戦っていた女性も窮地に立たされ、ミラ・ヨヴォヴィッチの力も及ばずその女性は亡くなってしまう。彼女を抱き上げミラ・ヨヴォヴィッチは叫ぶ、「おしーーーーーん!」。

という和洋とり混ぜたスリリングな夢を、中学あがるまでに4、5回は見ました。謎すぎる。

あと印象深いものには、私にとって忘れられない女友達がひとりいるんですが、その子が床から首だけ生えて登場した夢があります。
描写だけすると怖いんだけど、その子とは長いこと会ってなくてこの先も現実では二度と会えないので、夢に出てきてくれたことは本当に嬉しかった。夢の中で、内容は忘れちゃったけど私も何事か話をしていて、お互い表情は穏やかだった記憶だけがあります。
ちょうど転職を悩んでいた時期だったのですが、夢にその子が出てきてくれたのは何か暁光のようで、私の背中を押してくれたように感じました。

今思えば、その子はある意味私の転職のきっかけでもあり、たぶん無意識にその子のことを考えていたのだと思う、だから夢に現れてくれたのだと冷静に考えることもできます。

ただ、先に述べたストレスにしろ何にしろ、無意識の自分が考えていること願っていることが夢に現れて、夢から気づかせてもらえることがあるなぁと、目覚めた後にはしんみりと思うのです。


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