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9cmのピンヒールで踊る夜

チャットモンチーの曲で、えっちゃんこと橋本絵莉子さんが「8cmのピンヒールで駆ける恋」と歌っていて、すごいエネルギーだなぁ恋だなぁ、と思っていた私。

ヒールなんてあんな、そりゃ形は美しいけど実際、足痛いだけで満足に走れもしない非実用的な靴、ショーウィンドウでうっとり眺めているだけで十分だったのに。

いまや、9cmのピンヒールで踊っておるよ。


人生で、3cm程度のローヒールすら、最後に履いたのは4年くらい前であろう私。基本的に所持している靴は、スニーカーかフラットなパンプスとサンダル、である私が。
まさかいきなり9cmの靴を履くことになろうとは。

ダンスのために履いているので、それ以外の場所では履かないとはいえね。歩くよりも激しい動きをしますからね。
足首しっかりホールドされる形の靴だからか、意外にも立って歩く分には問題なかったんだけど、やはり踊るとなるとふらつくのなんのって。
特にターンしたあとビタっと止まるのがかっこいいんだけど、全然止まれない。ふらふら、ふらふらしながら辛うじて振り付け無理矢理ついていく私……ああ無情。

でもこの、大変さがまた、楽しい……!
これはあれだ、スキー場で転んでも楽しい、みたいな感覚に似ている(怪我しなければね)。
まあ今のところコケるってところまではいかなさそうなので、少しずつ慣れていけばいずれは私でもかっこよく踊れるようになるでしょう!(希望的観測)


つい先日、仕事でヒールを履く機会があって、といってもヒールの高さは5cmで、確かイトーヨーカドーで買った比較的歩きやすいパンプスなんですが、さすがに1日履いていたら足が死にそうになりまして。
でも、それでも、せっかくの機会だしこれもヒールに慣れる練習の一環だ! と思ったら、家に着く最後まで胸張って背筋伸ばして歩けました。

基本的に私は、ドレスコードがない限りヒール履いて出かけようとは思わないんだけど、ヒール履くと自分の姿勢に自覚的になれる点はいいなぁと思っています。立ち方とか歩き方とか、自然とまっすぐ堂々とできるというか、そうしないととてもかっこ悪いというのを知っているから、自然と意識が向くんですよね。
そういう点では、近場の外出なら時々はヒールを履こうかなとも思うんだけど、あの、カツっカツって鳴る音が嫌いなんですよ……女性がここにいるよ、って主張しているみたいで。防犯的にリスクが高いと思っている。


ダンススタジオなら、いくらでもヒールを鳴らして思い切り踊れるので、その点は何も心配いらないですね。
ちなみに私はクラスの中でおそらく一番、振り付け覚えるのが遅いんです。脳年齢の差か? だから次のレッスンまで自宅で練習、練習。ああ、これがまた楽しい!

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