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エディンバラ暮らし|王立植物園で野菜を育てている

ガーデニング大国イギリス。植物園といえばロンドンのあるキューガーデンが有名だけど、エディンバラにも素敵な植物園がある。



中心駅からバスで10分ほど北上したところにある、エディンバラ王立植物園だ。世界中の多種多様な植物が一堂に会す。

丁寧に、でも野生味を損なわないように手入れされた植物もそうだけど、それに引き寄せられたハチや鳥たちもどこか人間慣れしていて、森で出会うよりも距離が近くて楽しい。



メインゲート(West Gate)の館内には植物層や生態系、保護活動の説明パネルがあったり、ガーデニングに関する書籍やグッズコーナー、植物園内で採れた野菜を食べられるカフェもある。

植物園での個人的楽しみは温室なのだけど、残念ながらここの温室は施設リノベーションのため現在休館している。エディンバラはしょっちゅう雨が降るので、当面の間は先述したWest Gate内などで雨宿りするしかなさそう。

あるいはでっかい葉っぱの下




この植物園のいちコーナーに、Communiy Gardenといって市民参加型のガーデニングスペースがある。私は仲良くなった地元のおばあさんに誘われてここに参加している。


雑草のメンテナンスをして、収穫して、空いた土地にタネを植える。
そのあとはみんなで紅茶を飲みながらガーデニングの座学。この日はpest control(有益な動物と有害な動物の見分け方、その対処の仕方)を学んだ。アブラムシを食べてくれるテントウムシはなんと園芸店で売られているそう。どうみても可愛いと言い難い寄生蜂の写真にみんなが”Cute”とこぼすのを聞いて、英国人の動物好きに恐れ入る。
終わったら収穫した野菜を分けて解散。

植えた種が発芽した



自然と繋がりながら暮らしていきたい。そう願っていたら、思わぬ縁から植物園で野菜を育てる機会に恵まれた。忘れていたけど、自分が食べるものを自分で育てるのは自然との関わりの基本だ。


最近は、日本に帰ったら何を植えるか考えている。差し当たっては蚊よけのハーブかなあ。

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