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トルファンの暑さにやられて寝込んだ 1987.9

1987年の中国旅行の記憶をたどり、この「日記」を書き始めたのが2019年1月下旬。1年が過ぎた。

にもかかわらず、1987年8月18日に出発して、現在のところ18日間が経過した程度。このペースだとこの旅の記録を書き終えるのに、あと2年はかかってしまいそうだ。

しかも、全50ページほど書いた中で、新疆ウイグル自治区のオアシス・トルファンで15ページを割いている。実に思い出深い町だった。

もう少しばかり、この町の思い出に浸っていたい。

前にも書いたが、トルファンの町があるトルファン盆地は、海抜マイナス154メートルにある。世界で最も低い地点の1つだ。夏はとにかく暑い。昼間の気温は摂氏40度くらいになる。

1週間の滞在中の後半、体調を崩してしまった。写真の日付を見ると、1987年9月3日はホテルのドミトリールームのベッドで、終日、横になっていたようだ。

食欲がないので、一日中、新疆の果物「ハミウリ」を切って食べたことを何となく覚えている。暑くても、冷たい飲み物は飲まなかったはずだ。熱いお茶を飲んでいたと思う。そもそも冷蔵の飲み物はなく、ビールもジュースも平温で供されていた。

そういえば、乾燥を避けるため、夜、寝る前に部屋の中に水を撒いて寝たっけ。撒いた水は蒸発して部屋の中にこもり、サウナのようになり、とても寝苦しかったことを思い出した。

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