見出し画像

ホテルの中庭で見たウイグル族の舞踊ショー 1987.9

トルファン滞在最後の夜、トルファン賓館の中庭で、滞在客向けにウイグル族の舞踊ショーが開かれた。ショーは45分間ほどあっただろうか。街なかでは見られない、民族衣装を飾った美しい少女たちがテンポの速いダンスを披露した。

華やかな舞踊もさることながら、異国情緒あふれる音楽に耳を奪われた。ハープを横に置いてバチで叩くような楽器、日本で見たことのない大ぶりのギターやタンバリン、それらが繰り出す不思議な響きの虜になった。

帰国後、NHKのシルクロードの書籍で、「胡旋」という舞踊を舞う女性が唐に献上され、長安で大ブームになったというエピソードを読んだ。1,000年前の漢民族の間でも、西域の芸能にハマった人々が多かったようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?