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飲食店とわたし

どの飲食店、というのを一つだけに絞ることはできないので、サムネイルは私が包んだ餃子です。笑

日本でも飲食店の人たちに心を満たしてもらったり、仕事を一緒にしていただいたり、場所やお料理を提供していただいたりとお世話になっていますが、生産者や飲食店などにちょっと思い入れがあるのはもうずっと前からのことなのです。


何かあったらここに連絡しなさい

イタリアの特急電車に乗っていると
「Youは何しに?」な話になることがとても多いです。

アジア人、体が小さい、長旅ではほぼすっぴん。今は流石にないけれど、子どもが迷い込んだと思われた時期があります。もうそれも2桁年前の話。笑

イタリアの車両にはコンセントがついていることもあって、探しているご婦人に「ここにありますよ」と話しかけてみたり、特急の遅延で困っている時に同じ行き先の人と結託して帰り道を模索したり、中には車掌さんの切符の確認時の「Grazie」になぜか感動してくれたり(顔とのギャップ?笑)と「パパかマンマのどっちがイタリア人なの?」とインタビューが始まることがとても多いのです。

イタリアでの長距離移動時に必ず人に道を聞かれるなど、あまりの緊張感のなさに1人結構気ままに暮らしているとは想像できなかったのか

「家族は日本にいるよ、1人できたの。」というと「Ohhhh」と声が聞こえそうな顔で両手で口を覆うイタリアの人たち。

そしてしばらくお互いの身の上話をしていると、「困ったらここに連絡しておいで」とか「休暇に遊びにきてよ」連絡先を渡してくれることが少なからずありました。

中でも大規模遅延を一緒に切り抜け6.5時間の電車の旅を一緒にすることになったrossopomodoroというチェーンの飲食店の某店店長だったPさんは
「もしもうちに来たら飲食代はいらないよ。団体のお客様がきたらパーセンテージもあげる。」
と言ってくれたのがなんだか感動的で、

その後お礼も兼ねて友人を連れてお店に訪ねて行ったら、当然お支払いして帰るつもりだったのに、黙って支払いをして帰りの挨拶もせずに去ってしまうこともあり「ちょっと!!これじゃ行きづらくなる!!!」と笑いながら電話したこともありました。
おそらく1人で海外に来た人を心配してくれていたのだと思います。今でも良い友人です。

なぜかまかないタイムや休日に呼んでくれる人たち

そのほかにも、たまたまご飯を食べに行ってそのおいしさに感動して、行くたびにおすすめの飲み物や食べ物を聞いてお話しているうちに、コース料理なのにサービスのお料理をたくさん出してくれるようになったり

「メニュー新しくなったからお店に遊びにおいでよ!」と連絡をもらって行ってみたらまかないの時間だったり、休日のBBQに招待してくれたりと本当によくしてもらってきていました。

「従業員の◯◯のベビーシッターを探している」「◯◯のイベントで歌えないか」「求人があるけれど誰か知り合いでいないか」

そんなふうにさらりと連絡をしてくれたりするのも、生存確認や何かあったら私や私の周りの人たちが生き延びられるようにという気遣いだったのではないかな?と思ったりします。

仲良くなった料理人さんが新しいお店に移動すると会いに行ったりして、楽しく美味しい思い出があまりにも多いのです。

日本でもたくさん支えてもらっています

こうやって胃袋だけでなく味も含めて心を掴む…というか休めてくれる飲食店の存在は私にとって本当にありがたいものなのです。

ちょうど今RED U-35の2次審査中ということもあって、たまたま知ったのですが胃袋だけではなくお世話になっているお店が1次審査を通過していると聞いて「やっぱりな」となぜか誇らしくなっているため、発見した2軒のことを書きたいと思います。

たとえば鎌倉にあるフレンチDraquireさんは見出しのような飲食店として、まず思い出すお店です。
2020年にオープンして、みなさんにとってももちろんそうであったとは思いますが、飲食店にとっても歌手にとっても特に大変な時期に、フレンチとはいうもののイタリアで成長期を過ごしたシェフのパスタはイタリアが恋しかった私にとっては染み渡り、第二のふるさとを感じるものでした。

もちろんコースに出た他のお料理もそうですが、素材の味も栄養のバランスも、大満足で、そしてあの誰かと話すのが悪いことみたいだった時に、さらりと気さくにしていただいた時間がどんなに癒しになったか。
その後も一緒に行く人たちが必ず喜ぶお料理を出してくれる場所として、
そしてさらには着物で歌える場所としても気軽な空気でどっしりとしたお仕事をしてくれる大切な場所となりました。


▼投稿の2枚目以降にお料理の写真があります。

そんなお店でも大活躍のパティシエ、三浦萌さんが、Draquireさん店内で月に何度か展開するパフェのお店パフェエリア・リリア。
パフェを構成するものを見るとまるで懐石のお品書きのように、手をかけたたくさんのものが品よくつまったまさにparfaitな逸品でエントリーしています。
そこには地域や生産者への想いも込められています。

ぜひ高評価での応援をお願いいたします。

https://youtu.be/QIUIIT9PRfU?si=SIzi5dxZ4mvhDk7n

また、まだ食べに行っだことがないけどご興味がある…という方はぜひ遊びに行ってみてください♪(予約がおすすめです。)

これからのさまざまな展開も見逃せない楽しみなお店です。



それから同じくエントリー中のお店がもう一つ。それが目黒区のフレンチレストラン・コムトゥヴです。
一緒に着物で歌うソプラノめいちゃんがマダムをするレストランでもあります。

▼こちらも2枚目以降に美味しい写真がございます

始終嬉しそうなご夫婦が「美味しいもの、たくさんたべなしゃい」と言わんばかりになぜか帰省したみたいな安心感の中で「はて、これはお商売として成り立っているのかな?」とそこはちょっぴり不安に思うような、もりもりとした良い物尽くしのお料理がどんどこでてくるランチの選べるコース料理。
夜はフランス後のComme tu veux(あなたの好きなように)の名のとおり、期日までに予約すればくる人の願いを叶えるコースを創作してくれるという、私から見たらとてもポジティブな意味の狂気でしかないレストラン。

でも繰り返しますが、なんかいつもちょっと嬉しそうなんですよね。
確かにこんなこと、味に喜びがないと継続できないと思うんですよ。
先程のめいちゃんのお名前をクリックしていただくと、コース料理例がでてきます。

ここもまた、私が「美味しいものを食べながら歌う、私にとっても訪れる人にとっても楽しい最強の花見をしたい」という願いを叶えてくれた大切なレストランです。

▲動画は表示がいまいちになってしまう仕様なのかしら…下にスクショを載せましたが、ぜひ上記リンクのリールをご覧ください。

リールのサムネイル。


普段はコースで展開しているのに、お花見仕様のビュッフェスタイルも快く引き受けてくださいました。またそれだけではなく、お花見を雨でも楽しめるような桜の素敵なお店1pponのオーナー服巻佳奈さんとあわせてくださったり、そのほかにもたくさんの良いお仲間を「奏花のみなさんもどうですか?麻美さんもどうですか?」といってくださる、与えて与えて与えまくるスタイルのご夫婦が営むレストラン。

こちらのお店からはシェフ植田和宏さんがエントリー中です。断面図を見ずにブラウザを閉じるあなたは損してます。笑

こちらもぜひいいねで応援を♪

昼も夜も営業しているお店は寝るまま惜しんでいることもあるだろうに、そんな合間にこんなふうに挑戦して、ビデオも作って…(YouTubeをしているので、心からお察しいたします)本当に素晴らしいですし、せっかくなので今以上にいろんな方に私の好きな場所が広がってほしいなぁと思っています。

刺激をもらったのかやる気がみなぎってきます、ありがとう…!



というわけで、今回はRED U35で審査中のお店のみ紹介して、ここにはまだまだ書いていない場所もあるのですが、Salone Aには私の大切にするたくさんのお店を、おすすめの場所としてエピソードつきでまたゆっくりと書こうと思います♪


▲最強の花見のお話に触れています

Salone Aではもう少し濃厚に。

スタジアムの近くに住んでいた経験から、あんなふうにサポーターさんを熱狂させられる世界をつくれたらなぁ…と思い、サポーターさんのためのコミュニティを作りました◎

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