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仕事が速いのにミスをしない人は、何をしているのか?【書評】

著者:飯野謙次    出版:文響社

この本をオススメしたい人

仕事でミスが多い人、ミスが多い部署をどうしていいか迷っている人

本の概要

『注意力でミスは減らない』など、どうすればミスをせずに仕事が出きるかということが書かれています。

本の感想

“ 注意力 ”ではミスは減らない
『ミスが起こらないしくみ』づくりが必要
=習慣ごと失敗がおこらないように変える

「確かに」と思いました。インシデントレポートを書いたときに、対策を書きますが、対策に◯◯を注意すると書いても意味がないということですよね。そういう対策(?)をすると、だいたいまた同じミスが起こります。ルールやツールを見直さないと、いけないということですね。

ダブルチェックは1回目のチェックと同じ動作を繰り返すのではなく、その方法や見方を変えて行うことに意味がある

 病棟で『薬品をダブルチェック』というと、看護師2名で指差し呼称で処方箋と薬品を照合する作業のことを指します。本書のような、別の人が、違うタイミングで二回目の確認をすることではないのです。本に書いてあった、ダブルチェックと普段病棟で使っているダブルチェックの定義が異なっていたため、検索してみました。

以下は厚生労働省のダブルチェックの有効性を再考するというファイルです。

 時間差のダブルチェックと、病棟で普段やっている同時ダブルチェックとあるようです。職種・業界によってチェックの仕方が違うのだということがわかりました。また、クロスチェックという方法もあることをしりました。

どうやったら失敗できるかをあえて考える
考えうるすべての要因を洗い出す

失敗できるかを考えたことはなかったので、新鮮な考え方です。ずっと、どうしたらうまく出来るかしか考えたことはありませんでした。ちょっとやってみようと思います。失敗の反対は成功ですもんね。失敗の方法がわかれば、それを回避できれば、成功できるということです。

成功は目標を少しずつずらして、様子を見ることを選べる人がつかめる。どうしても出来ないことは諦める。

ちょっとずつ、ずらす!細かい作業は苦手です。しかし、あきらめないと言うことは好きです。ちょっとずつ、ずらすもチャレンジしていこうとおもいます。

おわりに

途中、ダブルチェックという単語に振り回されましたが、失敗をする方法を考えるということは、とても新鮮な考え方でした。仕事の上でとても参考になる一冊でした。

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