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「仕事ができるやつ」になる最短の道【書評】

著者:安達裕哉    出版:日本実業出版

この本をオススメしたい人 

「仕事ができるやつ」になりたいひと、働くって何?と疑問に思っている人や、働くことに悩んでいる人にもおすすめです。

本の概要 

タイトルのとおり「仕事ができるやつ」になるための方法が書かれています。

本の感想 

『やってみたい』と『やってみた』の間にはとてつもない深く広い溝がある

そりゃ、やってないのとやったのは違うでしょと思ったのですが、もう少し深いことでした。

やってみたは、データがとれる。
やってみたいは、やったことの無いひとの単なる思い込みや憶測でしか動けない。

データがとれるかどうかは違いますね。頭のなかだけでも、統計的処理ができるかどうかは違います。うまくいえませんが、「そうですね」とものすごく納得してしまいました。

どんな仕事でも、一番偉いのは『最初に案を出すやつ』

司会の人が、みなさんどうですか?と話をふったとき、みんな黙ってしまうこと多いですよね。最初に案を出すのは、勇気がいります。あまりに何も意見がでないと、端の人から意見を言ってくださいみたいなことになるのです。

しかし、勇気があるひとりが意見をいうと、そのあとからはポツポツと意見をみんなだし始めます。その意見が的はずれでも、最初に意見を出したことを、リーダーは評価してあげてほしいです。その人のおかげで、会議は動き始めたのですから。勇者に拍手です。

上司が出世することが、自分が出世するための決定要因

上が詰まっていて昇進できない場合ありますよね。その人の能力が低い訳ではなくて、空いてるポジションが無いということ。自分の上司を昇進させて、自分がそのポジションをゲットするということです。昇進したい人は、まず、上司を昇進させてください。

努力を成果につなげる『8つ』の教訓

①時間管理
②文章力の強化
③ディスカッション
④ファシリテーション
⑤人前で話すこと
⑥読書
⑦「あなたはどう思うか?」という質問
⑧飲みの席でのマナー

この8つは確かに成果につながるでしょう。しかし、努力がとても必要です。全部得意です!という人は、なかなかいないのではないでしょうか。

ということで、これらを鍛える方法を考えたのですが、『期限を決めて、仕事に関することの読書をして、勉強会の資料を作り、それを人前で発表する!質問が出たら、「あなたはどう思うか?」と聞く。参加してくれた人と勉強会の内容について、ディスカッションをして、自分はファシリテーターとして回す役割をし、最後は飲みに行く!』というのはどうでしょうか。

これをすれば、全部鍛えられると思うのですが…

働くこととは…

いろいろ書いてあったが、学生さんからの質問に答えていた、「この働くこととは」というのが一番感銘を受けた。その学生さんは、自分は働いたことがないから、働くこととはどういうことかがわからないというのです。それに、答えていたのが、簡単に書くと、以下の6つのことです。

①お金をもたらす
②明確な目標をもたらす
③出会いをもたらす
④学びをもたらす
⑤信用をもたらす
⑥自信をもたらす


仕事をすることならではの、得るものがあるなと思います。自分を成長させてくれるものも、よく見ればたくさん仕事のなかに転がっているのではないでしょうか。

仕事関係で研修にいって、友人が出来たこともあります。今でも、グループLINEで仕事で悩んだときに相談にのってくれたり、反対に相談にのったりもします。そういう出会いももたらせてくれます。

いろいろあって、働くって楽しいなと思います。

おわりに

2020年1月1日に私が読んでいた、本始めの一冊でした。改めて、noteに書いて、「いい本読んでるな私」と思いました。こうやって読書記録を読み直し、書評を書くことで新たな発見もあって面白いです。この本を読んだときは、読書記録に星2つの評価をしてますが、見返してみると、星4つくらいかなと思います。

見直すって大事ですね。新しいことがわかります。

あなたのお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 たくさんのアウトプットができるよう、インプットのために使います。