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サロン・ド・サンドロ


今日は8月15日、秘露時間で終戦記念日。(読めるかな。)絶賛5ヶ月目に入った外出制限令下のペルーにおいて、戦時中の人々の心境について考察できるような。しかしながら、自分の牧歌的な部分と事の重大さの幅がどうも重ならずに、もやもやしております。
現在の生活はぎりぎりです。
彼ら一人一人が抱える問題と、それが集まった時の問題と、ペルー独自の社会的問題と、経済的問題と、日本で育った私の問題と・・・まあ、カオスです。それでも、私とサンドロと三人で各々できることを分担し、ツギハギし、穴埋めし、頭抱えながら仕事しアートワークし、いや、カオスか・・。今アトリエがうまくいっているのが救いではあります。

今日に至るまでは本当に各々意見をぶつけ合って、気を使い合って、前向きな印象と半々に大変な事もあったけども。全員本当に可愛らしく、やさしくて、きっとこんな皆さんなので私も守ってあげねば!!と言う勢いでいますし、ありがたいです。まして対コロナで一番弱い立場にある人達なので、不安が少なく健康に乗り切ってほしいと言う思いです。

先週はひょんな事から ”サロン・ド・サンドロ”が開かれました 笑 私達の共同生活の暗黙のルール、それは日本で言うハレとケを重んじる、でした。私とサンドロ以外はリスクが大きく外出に制限がかかります。義弟はかろうじてお隣のお店に買い物くらいならできるのですが、それも私達が管理しなければならないのでまれです。毎日ランチだけは必ず一緒に取りますが、誰かが調子悪い時やけんかした等少なくありません。また義妹、義弟はたまに鬱状態に入るけど、同じ空間にいなければならず、誰しもが逃げ出したくなることが日常茶飯であります。(外出制限で家庭内暴力や幼児の虐待がものすごい数で報告されているのを見ましたが、この規制によって”逃げ場”の重要性と必ずしもそれは家庭ではない事が浮き彫りになったかと思います。わたしたちはお互いが守り合っているので、そのような緊急性は無いにしても心の逃げ場がほしいと何度も繰り返しています。外出禁止で生命まで関わる人が存在する事がどうにもできないこの状況で悔しい。)
だからこそ、楽しみをできるだけ作らないと先の見えない地続きな時間のループになり、こちらまでめいってしまうのです。(何回そうなったか・・・汗)ヘアカットする事はされる側もする側も互いを意識します。みんな、猫まで大はしゃぎになり自分を整えるというか意識するというか。
何より嬉しそうだ。
そしてサンドロのカットがうますぎる・・。
今度は映像が撮ろうかと思います。

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