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音で伝えるUIを考え始めた

カバー写真はBOSS DR-220というリズムマシンです。ハタチのときに使い込んでいました。KORG M1やベースも持っていたので、カセットテープに録音するタイプのMTRで自宅録音してはデモを作っていた頃の遠い遠い思い出です。

紆余曲折色々あり(というとかっこよさげですが単に音楽で食べていけるほどの才能が無かっただけ)、この10年はiOS, AndroidアプリのUIデザインにほぼ特化して仕事をしています。

UIデザイナーとして

UIって、User interfaceのことなのですが、細分するとCUI, GUI, VUIがあったりしまして、私の周辺ではUIというと基本的にはGUIのことを指しています。

10年やっていると次第に世の中は変わるもので、スマートフォンやタブレットだけではないデバイスも色々と登場したりOSが進化したりしてきて、私の仕事内容と興味の対象は少しずつスマートフォンの画面からそれ以外に移ってゆきました。

昨年からスマートグラスを使ったサービスを開発するプロジェクトチームで仕事するようになり、「バッテリー残量少ないよ」「○○に接続したよ」という類の通知をアラートやダイアログなどで視覚的にユーザーに伝えることに対して違和感を持つようになりました。

「邪魔だよね。いちいち視界を遮られてしまって。」

何かを点滅させるとかのアイデアもいいのですが、気が散りますね。

「あっそうだ。ウルトラマンの胸のランプわかりやすいよね。ピコンピコン!て鳴ってくれて」

「よし。それ、自分で作ろう」

CubaseとRetrologueをMacにインストールしてみた

全く新しいことを始めるのには時間と労力が膨大にかかりますが、やったことあるものの延長ならそんなに大変じゃないはず。

DTMツールは何がいいんだろう?ぐぐりまくってたどり着いたのがRetrologueというアナログシンセ・プラグイン 。
これを動かすにはCubaseというDTMツールが必要と突き止め、1ヶ月お試し版をMacにインストール。

思った通り昔の知識が使えて割とすぐ使えるようにはなりましたがそれでもわからないことはたくさんある。
取り組み始めたことをSNSに随時投稿して行ったら、
いくつものアプリを一緒に作ってきたITの仲間であり、アイドルグループに楽曲を提供されている週末音楽家 CHEEBOWさんこと関根元和さんが色々とアドバイスしてくれました。とてもありがたかったです。
なんとCHEEBOWさんもCubaseを使って作曲されているとのこと!

MIDIキーボードをご提供いただいて涙した件

Cubaseのインターフェースから音を一つ一つ入力して作成していくこともできるのですが、鍵盤が少し弾ける私としては、midiキーボードを弾いて入力してしまった方が早い。しかしmidiキーボードは持ってない。
そこで隣の部屋からKing KORGを持ってきてデスクの横に配置。

しかし、どうも作業しづらい。。。

再びSNSにMac Bookの手前に置ける小さいmidiキーボードが欲しい、何がいいだろうかと投稿。

それを見た友人が、使わないまま所有していた新品未開封のmidiキーボードを送ってくれました。

ああ、こうして自分で頑張っているつもりになっているけど、一人でできることなんて少なくて、皆さんに助けてもらって生かされている。

何かお礼をと思ったのですが、これが何かの製品に採用されて収入になるまで本気で頑張ろう。
それが助けてくれた人の心に応えるってことだと思い直して本気でやることに。
私が所属する会社の社長にAudio Stockのアカウント作ってくれと頼んで音素材の販売をはじめてみました。(まだ手探り状態のピヨピヨです)

いつか、これで売り上げが立つことがあったら、お二人に真っ先にコーヒーを買って挨拶しに行こうと思います。

そして最終的には「音で伝えるUI」でその製品を使う人の快適さを実現できるようになろうと思います。音楽ではメシを食えるようになれなかったけどUIデザイナーとしてはメシを食えてる者として。

CHEEBOWさん、○○さん、ありがとう。

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