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重度の甲状腺機能低下症だった2021年(後編)

前編はこちら 重度の甲状腺機能低下症だった2021年(前編)

診断されてから回復するまでについて書き出してみた。
全快までには3ヶ月かかると言われ、先は見えてるけど長いな…とまだまだ体調が悪い日々を過ごさなきゃいけないと思うと気が重たかったので、どんな感じで元気になったか参考になれば嬉しいです。
こんな長くなると思ってなかったので、前編よりすごくいい加減ですスミマセン。

服薬開始〜1ヶ月後の通院

もし橋本病だったら一生の付き合いだし薬手放せないし嫌だなという気持ちと、けどじゃなかったらこの最悪の体調の悪さは解決しないしまたゼロから別の病院に行かなきゃなのも嫌だなと、診断されたい気持ちとされたくない気持ち半々で血液検査の結果を聞きに行き、そして橋本病患者にはお馴染みのチラーヂンの服薬が始まった。

薬を飲み始めて2週間、なんといきなり脱毛が止まった!!!!
先生には「元通りの体調に戻るには3ヶ月ぐらいかかります」と言われて長期戦を覚悟していたので、こんなに早く目に見えて回復したのは嬉しかった。
そして頭の中の霧がバッと晴れやる気が出てきて、趣味のお裁縫熱が再燃。
正直最初の2週間の頭の冴え方はシ◯ブってこんな感じなのかなと思うぐらいだったw

が、それも長くは続かず、1ヶ月後の通院前にはまた少し脱毛が再開していたし、まだ全然寝てばかりで過ごしていた。

服用開始1ヶ月〜2ヶ月

上記の話を先生にしたら「これからどんどん調子のいい日が増えてきますよ」と言ってもらえてすごく嬉しかった。
成功体験じゃないけど、「調子のいい日」を経験した前と後では気の持ちようが全然違った。
血液検査の結果はやはりまだ正常値には届かずで、薬の用量は増えた。

筋力低下のリハビリをがんばった。
週一で整形外科に通い、家でも自重でリハビリ。
まだまだ筋トレとかいう次元じゃないんで、自分の体を使う練習をしていきましょうと言われた時にはマジで老人かと思った。

体力も少し戻ってきたし噛まないで喋れるようになってきたけど、振り返れば頭働いてなくて変なこと言ってた事もあったと思うし、調子いいと思えば翌日また腕が痛くなったりして一進一退の日々だった。
予定がある日は平然を装っていたけど、何もない日はずっと寝ていた。

服用開始2ヶ月〜3ヶ月

あと一歩正常値まで届かずで更に増量。

緊急事態宣言が明けた事もあって外に飲みに行く機会が増える。
これは本当に何よりよかったことなんだけど、代謝が上がったせいか二日酔いがなくなった。
私の中から二日酔いというものが消え失せたのかと思うぐらい、いっぱい飲んだ次の日もラクになった。
ちなみにピークでしんどかった時は全く飲んでなかったです。

買い物したいとか、欲がでてくるようになった。やる気のホルモンがずっと出てなかったんだなぁとすごく感じた出来事だった。

体重が自己ベストに戻った。
前編でも書きましたが代謝が落ちて増えた分の5kgがしっかり元に戻った。

服用開始3ヶ月〜現在

血液検査の結果、今度は正常値を若干オーバーしてしまい、甲状腺機能が亢進状態になっていた。他の項目は正常値に入った。
薬は前回より少し減らして、恐らくこれで安定するだろうから次の通院は2ヶ月後ということになった。

整形外科は2週に一度になり、家でのリハビリも前よりは頻度が減ってるけど、強度を上げたりしている。
姿勢が悪くなるとやっぱり腕が痛くなったりするけど、自分でリカバリーできるぐらいには筋力も回復した。

寝るのは大好きなので未だに沢山寝ているけど、仕事もまた始めて新しい事もしっかり記憶できている。

とこんな感じで当初言われた通り、見事に3ヶ月で回復した。
橋本病はこれからも付き合っていく訳だけど薬さえ飲んでいれば大丈夫だし、とにかく甲状腺機能低下症から脱したのは本当に安心した。

最後に

体調が悪くてここに辿り着いた人は今すごくしんどい時期だと思うけど、ちゃんと薬飲んで3ヶ月もすれば、自分でも忘れてたぐらいの元気な頃に戻れるので
通院して、悲観せず自分の体の状態をよく見て無理せず過ごしてくださいね。

私の体調についてはここに書き記すようなアップデートが今後ないことを祈るばかりです。
長くなりましたがとにかくしんどい人の参考になれば幸いです。


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