最期に食べるなら、なにがいい?
いきなり最期なんて言葉使ってしまってすみません。
ビックリされてる方も多いと思いますが、私の仕事はナース。
どうしてもこういう話題が多くなってしまうんです。
ちょうど今、がんの終末期の患者さんがいて
その人の食事を介助するのが仕事の習慣になっているので
そのせいもあるかな。
どんなに栄養の点滴をしても身体はどんどん弱っていきます。
普通の食事をとるのが難しくなり、今は栄養価の高いゼリーやプリンを
スプーンで口元まで運び食べてもらっています。
ほとんど喋る元気もなく、食べたいか食べたくないかの意思表示もままらないまま、とりあえず口元にきたゼリーやプリンを食べるだけ。
もちろん患者さんつらいと思うのですが、介助している私だってつらい。
このままだと末期の食べ物が栄養プリンになってしまう…!
いいのか?この人にとってはこれでいいのか…?
いや、奥さんが作ったご飯とか食べたいんじゃないのか…?
と、いろんなことを考えながら食べさせています。
たぶん、今月中には食べることもできなくなるだろう、その患者さん。
できたら最期は本人が食べたいと思うものを食べさせてあげたいな、と
ナースとしては思います。
もうキムチでも日本酒でもなんでもいいから。
ちなみに、患者さんから好評なのはアイスクリームやクラッシュアイス。
口の中が冷たくなって気持ちいいし、液体になるから苦しくないんだそう。
あぁ、あの患者さんは最期に何を食べるんだろう。
あなたなら、何を食べたいですか?
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