助けは助けを求めていない人にこそ
看護師として働いていると
記事を書くためのネタが尽きませんな(*´∀`*)ぐふふ
いやぁ、患者さんと話している感じるのが
【自分が一番重症だから構ってくれよ感】なんです。
先日、患者さんに挨拶をしに行ったら
「先生から手術しなきゃいけないって言われたのに
今月中には出来ないって言われたよ。
患者を馬鹿にしているとしか思えない。
なんで今週にでも出来ないんだ。
こっちは命がかかってるんだ!!」と
ジャイアン顔負けのお怒りモードで私に話しかけてきましたΣ(゚д゚lll)
怒りが収まるまでふんふんと話を聞いて
怒りが落ち着いてきたところで
医療者の考えと今の医療の実情を以下のように伝えました。
「実はですね、手術の予定って3ヶ月先まで埋まっているんです。
20部屋ある手術室を毎日フルで回しても
患者さんにはそれくらい待ってもらっています。
もちろん、その間には緊急手術もありますし
がんのように進行すると手術そのものができなくなってしまう人もいます。
なので、医療としてはその人たちを優先します。
病院の役割はなるべく多くの人を助けることですから。
トリアージと呼ばれる災害時での医療の対応もそうです。
私たち医療者が最初に目を向けるのは
助けてって言える人ではなくて
助けてって言えない人たちなんです。
本当に助けが必要な人たちは意識がなかったり
勇気を出せなくて助けてって言えませんから。
なので、〇〇さんは今月の手術は難しいと思います。
あ♡
いきなり急変したら速攻で手術できますけど
きっと、痛いし苦しいし手術後の経過も良くないでしょうね!」
患者さんは
「いやいや、それは勘弁してくれ!!
待つから安全に痛くないようにして貰わないと困るよ。
そんなに待機している患者がいるのか・・・
手術っていう選択肢があること自体まだマシなんだね。」
と、納得していただけました(*´∀`*)
このやりとりから
困っている
助けて欲しい
苦しい
と、誰かに言えるうちはまだまだ大丈夫というのがわかった頂けたかと思います。
ここでのエピソードを全体に広げて考えてみると
いじめ
虐待
DV
みんな本当に苦しんでる人は「助けて」って言えない人or「その状況に麻痺して、ピンチの意識がない人」です。
どの分野であっても
プロはそういう人に気付き、助けの手を差し伸べられる存在であってほしいし、私も「そういう存在でありたいな」と思います。
もちろんプロじゃなくても、そういう意識を持ってる人が増えたらよりいいなぁ〜なんて思います。
あ、もちろん助けてって言える人にも手を差し伸べますからね(・∀・)ちゃんちゃん
貴重な時間を使い、最後まで記事を読んでくださりどうもありがとうございます。頂いたサポートは書籍の購入や食材など勉強代として使わせていただきます。もっとnoteを楽しんでいきます!!