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【夏なんで】「ソーダ」とか「サイダー」がタイトルに入ってる炭酸系ソングを軽くまとめてみた

意外と隠れがちだけど、マジで多い。しかも良い曲ばっか。
曲作る時って、まずはテーマを決めることから始めると思う(作曲未経験者の戯言)んだけど、その中でもよく擦られがちな定番のものとして「桜」とか「雪」はイメージしやすい。前者なら春、後者なら冬。四季のはっきりした日本だからこそだと思うけど、こうした季節の情景に沿った曲は多くの共感を呼びやすいし、実際名曲も多い。さくら(独唱)とか、粉雪とか誰しも一度は聴いたことがあると思う。

じゃあ「夏」を連想させるものって何だと言われるとこれが意外と難しい。色々あり過ぎてこれ!といったものが見当たらない。個人の趣味とか年齢とかで連想されるものが大きく変わるからだ。海とか花火とかは誰でも夏っぽいって思うけど。

ベタっぽくもないけど、爽やかな夏を演出したり、青春の瞬きを演出するのにうってつけのテーマが「ソーダ」や「サイダー」なのだと思う。実際タイトルにこれらの言葉が入っている曲は疾走感や浮遊感が良い感じに混ざり合っていて夏の風景を連想させるし、しゅわしゅわと泡がはじける様子はどこか儚さを感じられる。

前置きが長くなりました。ということで今回は「ソーダ」や「サイダー」がタイトルに入った夏にぴったりの曲をいくつか紹介していきます。どうも、アサクラです。
以下目次。

sumika/ソーダ

ソーダって言ったらまずはこの曲でしょう。初期sumikaを代表する一曲。気だるげでちょっぴり切ない歌詞やサウンドが好き。「ソーダ 泣いちゃいそうだ」という歌詞に見られるように、言葉遊びも面白い。一度終わってしまった関係を透明で味のしないソーダに例えているのが文学的。
曲にはあんまり関係ないけど、4年前に書かれた「これは伸びるべき」ってコメントがちょっぴりノスタルジーを感じる。昔は音楽好きの中で聴かれていたのに、今ではアオハル真っ盛りJKの陽キャラ御用達曲になっててなんというか、おれも年取ってんだな…って思う。


夢眠ねむ/コズミックメロンソーダマジックラブ

無断転載ですみません。
とびきりにカワイイ炭酸系ソング。かなりアニソンに寄った感じの曲で、3次元の人間が歌うって踊るには少しハードルが高そうな感じもするけど、それを完璧に自分のモノにしてしまうのが夢眠ねむ。
炭酸をグラスに注いだ時の音が清涼感を演出していて明るくノリの良いこの曲の中でアクセントになっててめっちゃ良い。あと、カットアップが多く用いられていてクラブ映えするところも、イイ!!


印象派/クリームソーダシティ

現役OL二人組のユニット”印象派”の楽曲。タイトルに「クリームソーダシティ」ってあるのに歌詞も曲も全然炭酸してないのが特徴的。サビの歌詞は恋する女子高生っぽい感じだけど。
MVが曲に反してめちゃくちゃサイケで、そこはかとなくP-modelっぽい感じもするし、やたらと海外の人にウケてた。ちなみに恐らくこの曲の元ネタである「クリームソーダシティ」って漫画はこれ以上にめちゃくちゃで、クソ面白いので読んでみてください。


アネモネリア/Life is サイダー

未だにワンダーエッグ・プライオリティ見れてないのダメだな…。個人的に今期一番注目していたはずなのに。ただこの曲は聴きまくっています。ていうかオープニングとの雰囲気の違いヤバくない?
絶対これアニメ本編はけっこう重めのストーリーが展開されるヤツじゃん。エンディングを緩衝材の代わりにしてるタイプ。曲はトレンドのfuture bass風味にアレンジされていて甘くも爽やかな雰囲気。そしてしっかり「しゅわしゅわ」も歌詞に入ってて良し。


超ときめき♡宣伝部/7月のサイダー

イントロからガッツリ心掴まれました。ちょっとプログレっぽくもあり、けどメロディはしっかりJ-POP。歌詞の韻踏みのセンス良いな~。シンセのリフとかから、これ作った人ボカロの影響もかなり受けてそうだな~と思っていたら編曲が「テレキャスタービーボーイ」の”すりぃ”さんだった。納得。ももクロの後輩らしく、いつ売れてもおかしくないクオリティだと思う。


唾奇/soda water

今となっては完全に市民権を得たチルなトラック。曲の途中でリズムパターン変わるのめっちゃカッコいい。唾奇の声も相まって、少し辛口の炭酸水って雰囲気がする。
ていうかこれ4年前にリリースされてたのか。この時って、ラップと言えばフリースタイルダンジョン!って感じでラッパーが音源出してもあまり注目されることは無かったような気がする。でもこの頃から唾奇とか、罰当とか、BASIとかが土壌を作ってくれたおかげで今のブームがあるんだろうな。


かせきさいだぁ/じゃっ夏なんで

逆にアーティスト名に「サイダー」が入ってるパターン。その中でも超定番の夏のアンセム。
マジで早くこの曲が映える季節になってほしいな~と思う。特におれなんかはゴリゴリの花粉症だから春があんまり好きじゃないし。冬開けたらもう夏でいいのにな。曲全てに夏の情緒がぎゅうぎゅうに詰められてて、聴くと思わず泣けてくる。


相対性理論/ウルトラサイダー

夏の儚さ、青春の危うさ、悲しくもあり爽やかな感情を綺麗に「ソーダ」に落とし込んだ最高の一曲だと思う。今回紹介した中では圧倒的に一番好き。
まず歌詞。展開の仕方が本当に良くて、「遠い星からミサイルが 来るそうだ」から「クリームソーダ 飲みたいな ああ」に韻を踏みながら流れていくのがオシャレすぎる。一見突拍子もないように見えるけど、思春期のこんがらがった思考を表現するのにはこれ以上の歌詞はないと思う。
サウンドに関しては言う事ないでしょ。専門の知識がないから細かいことは言えないけど、バンドサウンドでこんなにドリーミーな雰囲気が出せるのは相対性理論以外でほとんどいないと思う。ラスサビにかけて少しづつ力を溜めて、最後に堰を切ったように音が溢れていくようなアレンジも超良い…。
そしてやくしまるえつこにはずーっと擬音語をささやいてほしい。声質と「しゅわしゅわ」とか「ふわふわ」とかのオノマトペが余りにも合いすぎてる。最高。


以上です。やっぱりサイダーとかソーダは夏を感じられて良いですね。この中に初めて聴いた曲があれば幸いです。みなさんも「炭酸系」ソングを聴いて夏に思いを馳せてみせてはいかがでしょうか。それでは。







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