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「俺が死んだら葬式にはこれを流してくれ」超絶名曲”Romantic Now”について語る

これは比喩でも何でもなく、完全に事実です。遺書に書いておくべき事柄ランキング圧倒的一位でしょ。遺産相続とか二の次な。
一応タイトルには元ネタがあって、それをそのまま使っているのだけど、知っている人はいるだろうか。念のため知らない人に紹介しておこう。全”Romantic Now”オタクの気持ちを代弁してくれたのは、この紛うことない名曲をこの世に生み出した張本人、”良い曲しか書けない男”として有名なコンポーザーTAKU INOUE(井上拓)その人である。どれだけこの曲が自分にとって会心の作品だったことが伝わってくる。おれも言ってみたい。「俺が死んだら葬式には○○(自分の曲)を流してくれ…。」

Romantic Now/赤城みりあ(CV:黒沢ともよ)

とりあえす一回聴いときましょう。既に知っている人も知らなかった人も一旦、落ち着いて鑑賞しましょう…って、は?可愛いが過ぎるだろ…。
いやもう全て良すぎてどこから語ればいいか完全にわからん。もちろん曲は抜群に良いんだけど、まずはそれを歌うキャラクター、”赤城みりあ”について軽く説明をしておこうかなと。まず見てわかる通り、何というか非常にロリロリしている。その年なんと11歳。小学5年生である。マジかよ…。性格は曲にも表れているように非常に快活で元気印という言葉がぴったりな女の子。年相応の価値観や可愛らしさを有していてまさにこんな小学5年生いたらいいなを地で行くアイドルだ。いやマジで可愛いな…。何だろうこの圧倒的な光属性。浄化されそう。邪な気持ちを一瞬でも持ったそこのお前、一緒に死のう。真っ白に生まれ変わって人生一からやり直さないか?
声を当てているのはこれまた実力派の黒沢ともよさん。他有名なキャラで言うと「響け!ユーフォニアム」の”黄前久美子”や「宝石の国」の”フォスフォフィライト”を演じている。自分の中ではこの2キャラのイメージがあったのでこんな幼い声も出せることに驚いた。すげえよなぁ、声優。

曲の話をしよう。何と言っても印象的なのはイントロの「ROMANTIC!!」コールだろう。この部分でこの曲をポップに明るくまとめあげている。みんなで歌えるしね。全部は知らなくてもこのコールの部分は覚えている人は多いのではないだろうか。そして小気味良いライミング。はい最高。軽やかに踏んでいく感じが曲調と相まってより元気な印象を与える。どの歌詞を見ても言葉選びと韻の踏み方は秀逸なんだけど、一番やばいのは「廊下の女子会 放課後の誓い」の部分。

廊下の女子会 放課後の誓い
rou ka no jyo shi kai 
hou ka go no ti kai

わかりづらくて申し訳ない。ローマ字表記した所の母音の部分だけ見てほしいんだけど、計8音の母音全てで韻を踏んでいる。控えめに言って神。そしてこれをAメロに入れ込むセンスもすげぇ。聴きなおして初めて気がついたけどこんなんサラッと使うもんじゃない。こっちの心臓が持たないからマジで。
このMVじゃ全体の三分の一しか聴けないからぜひフルバージョンを買って聴いてほしんだけど、Cメロからラスサビにかけての盛り上がりが本当に泣ける

なんてすてきな毎日 大切に生きたい日々
いつでもみんなに愛を しっかり伝えていきたいよ

こんなん歌われたらもう泣くしかないでしょ…。歌ってんの11歳ぞ?立派すぎるだろ…。赤城みりあさん自身は「早く周りの先輩アイドルみたいに大人になりたい」と思う一方で、まだ自分の未熟さをしっかり理解していて、今できることを精一杯頑張っているのだ。ええ子や…。

まるでファンタジーだよ
こんな私の夢の向こう側はきっときっと
とてもロマンティックかな?

良いな、うん。惜しむらくは未来の赤城みりあさんの姿を想像することしかできないことだ。最後まで一緒にいられないけど、君はきっと大丈夫だ。胸に信じるものを大事に、どこまでも歩いていってくれ…。

グッナイ 今日も寝る時間 大大大好きよマイフレンズ
パパ ママ 愛してる 一緒にいてね なでなでしてね

あぁ、そろそろ体が動かなくなってきた。目も霞んで…。そろそろお別れが近いみたいだ。おれがいなくてもきみはきっと様々な経験をして大きくなる。夢見る大人になれるんだ。そんな悲しい顔をしないでくれ、笑顔と元気が取りえだろう?またいつか、あの時みたいにおしゃべりしような…。あぁ、そうだ、最後に、一つだけ…

一緒にいてね ずっと


…葬式には、この曲を流してくれ。


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