【詩】必要のない毒
「そんなことないよ。」
「大丈夫、自信持って!」
そんな一言を期待して、自分へ向けて毒を吐く。
本当は吐く必要のない毒。
救いを求める為の手段として自らに向けたものは
ただただ自分を苦しめるだけの毒。
吐いた毒は侵食のスピードを止めることなく
じわじわ中から広がっていく。
期待した通りの言葉を周りからもらえても
受けた自らの毒が弱まるわけでもなく
中から毒にじわじわ侵されていることにも気づかず、治らない表面の傷にただ絆創膏を貼っていくだけ。
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