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おすすめおやつ!ほとんどおにぎりの「即席おはぎ」2月20日(月)

わが家の子供たちの食欲は留まることを知らない。

「クッキー数枚」や「ドーナッツ1個」ではとても足りず、「ドーナッツ2つ+おせんべい5枚+みかん3個+牛乳1杯」くらいが必要(これでも足りないかも….)。あるいは「卵入りの味噌ラーメン」とか。ほとんど食事並の量。

週末は、平日は寮に入っている息子もいるのでおやつは3人分。市販のお菓子を買っていたら破産する。それで、おにぎりを作ったり、おいもをふかしたりと、工夫を重ねてきたが、なんというか、思えばそれはやっつけ仕事的で、作る私としては「おやつのたのしさ」みたいなものよりは「強いられた労働」に近い感覚だった。とにかく彼らのお腹をみなさなければならないというミッション。

そんな私の貧弱なお菓子レパートリーに入っているのは「おはぎ」。食べるのが好きなわけでもないのに、作るのは好き。お米と小豆、砂糖というシンプルさも潔いし、たくさん作っておすそ分けするのも楽しい。

しかしおはぎってちゃんと作ろうとするとけっこう手間がかかる。
たとえば50個作ろうとすると半日かかるイメージ。

そんな時ハタと思いついた。うちは週末腹持ちのよいお赤飯をたくさん炊く。「これにきな粉をまぶしたらおはぎになるのでは?」

お赤飯を丸めてきなこをまぶしただけの「即席おはぎ」。

図式化するなら「小豆+もち米+砂糖 ≒ あんこ+もち米」

お赤飯はとても手軽。

1.小豆をゆでる(豆の浸水不要)
2.ゆで汁ごといれてもち米をふつうに炊く

本格的には蒸したりするみたいだけど、これで十分おいしくできる。

これを甘い手水でおにぎりのように丸めてきな粉をまぶせば「即席おはぎ」のできあがり。

手水は小鍋に砂糖とちょっとの水を入れて火にかけて「濃い目の砂糖シロップ」にする。これを使えば、もち米が手にくっつかず淡い甘みがつく。あんこよりも、砂糖の量はずっと少ないし、うっすらした甘味の方がむしろおいしい。

砂糖シロップを手につけてお赤飯を丸める。
お赤飯の小豆は多めにするとあんこっぽい味に

きな粉にはちょっとの塩と砂糖を混ぜる。きな粉の入ったちいさなボウルにお赤飯を投入してまぶす。

ボウルをゆするようにするとスピーディーかつまんべんなくまぶされる

ほぼおにぎりなのに、「おはぎ」の要素が過不足なく入っている「即席おはぎ」。見た目も味もおやつだけど、ほとんどごはんと同じ!「いくら食べてもいいよ」と言える。甘いおやつだとそうはいかない。

こどもたちはこれをふつうに「おはぎ」だと思い込んで大喜びで食べてくれた!これはうれしい誤算だった。

夕食のコロッケも、いただきもののクッキーも5人家族だとどうしても「ひとり〇個ね!」ということになる。意識していたわけではなかったけれど、おやつを「好きなだけたべていいよ」と私はいつか言ってみたかったんだ、と気付く。

もち米も小豆もまだまだたくさんある。
きな粉は普段は大豆をオーブンで炒って粉末にしたものをストックしておくけれど、お世話になっている方がおいしいきな粉を送ってくれた。

憧れの蒜山耕芸のきなこ!

35個の「即席おはぎ」は半日で、家族のおなかにすっかりおさまった(わたしは味見で1個だけ)。きっとまた来週も作ると思う。

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