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物事が上手くいかないのは、チャレンジしてる証拠

最近、物事がうまくいかない。
今まで生きてきて一番、うまくいってないかも。

私は落ち込んで、夫に弱音を吐いた。

「あさこは今まで順調だったからね」
と、夫は言った。

私、順調だったのかな?
そんな自覚はなかった。

でも、そうだったのかもしれない。

やろうと思ったことが、こんなにも幾度に亘って重ね重ね、できない・実現しない・思うようにならないという経験が、私には過去に殆どない。

なぜだろう?と、考えてみた。

理由は決して、私が凄いからとか、私が頑張ったからとか、そういうものではなかった。それは、出来ないかもしれないことには、初めからチャレンジしてこなかったからだ。

そして、気が付いた。

今、こんなにもやりたいと思ったことができなくて、悔しくて不甲斐ない気持ちになっているのは、出来ない可能性が極めて高い難しいことにも、本気で向き合い、立ち向かっている証拠だということに。

私は少し前まで、臆病で、自信がなくて、チャレンジなんてできなかった。チャレンジすることを意識的に避けていた訳ではないが、自分自身の期待にすら応えられない、不甲斐ない自分を目の当たりにするのが、ずっと怖かった。

でも、最近になって、そんな自分から卒業しようと、そんな自分を変えようと、少しずつではあるが、意識するようになった。

その成果が、失敗という形で、今現れている。
そう、失敗は、挑戦に対する立派な成果なのだ。

ただ、それだけのことだった。

別に、私が無能だからとか、私が劣っているから失敗している訳ではない。沢山失敗しているのは、沢山挑戦しているからこそではないか。

物事がこんなにもうまくいかないのは、ちゃんとチャレンジしてる証拠。

そう気が付いた時、私は少しだけ、自分のことが誇らしくなった。

まだ何も成し遂げられていないけれど、それでも少しだけ、前に進めている気がした。

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