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We are lonely but not alone.

 Surfers Paradiseを満喫しきった2泊3日の小旅行でした。来る日も来る日も(と言っても3日間だけど)ひたすらビーチ沿いをゆっくり歩きながら、自然に身を任せ、今朝もしっかり砂浜を素足で感じ、楽しんできました。夜のフライトまで時間があるので、空港の近くにある動物園で、カンガルーとコアラを見てからPadstowへ帰ろうと思っています。

 昨夜は宿のホストLynneに誘われてバーで遊びました。喧嘩をふっかける若者や、ナンパに勤しむおじさん、顔中ボトックスのお姉さん、ハイになってしゃべり続けているギャル。みんなドレスアップして、いかにもFriday Nightって感じの雰囲気。こんな豊かな自然に囲まれていても、各々何かしら抱えているんだろうなあとしみじみ感じ入りながら、賑やかなバーの片隅でコロナビールを飲みました。

 喧噪の中にあっても、Lynneの周りに集まる人たちは皆good heartの持ち主で、最高のジョークで何度も笑わせてくれます。皆口を揃えて「オーストラリア、とくにGold Coastはストレスがなくて、"No one cares nothing"なんだよ」と教えてくれました。遠くの席で繰り広げられる喧嘩を一瞥しながらやれやれといった様子で、"Haters only hurt themselves"と呟いていたのが印象的です。

 次々と運ばれてくるビールを飲み、おつまみを食べて、いつの間にか財布を一度も開くことのないまま(!)お先にお暇することにしました。お別れのハグをしながら、「あと1週間滞在を延ばしなよ。ただで貸せる部屋はいくらでもある。」というありがたいオファーをくれる人もいました。

 正直なところ、私はもう少しこの底抜けに青く美しい場所に留まって、皆と一緒にコーヒーやビールやconversationを楽しみたい。そしてそれを実現することは案外簡単に出来るのだけれど、そういうわけにはいかないんだよな。

 一人旅を選んだのは他でもない私なんだからと、そんなことを心の中で呟いていました。

 ちなみにホストのLynneはロンドン出身、ハリウッドでも活躍していたヘアアーティストで、20年近く前にオーストラリアへ移住してきたそうです。イギリスへは10年以上帰っておらず、母親にも18年会っていないけれど、今年は帰ろうか迷っていると言うので、そろそろ帰ってみたら?と無責任にも勧めておきました。彼女のおかげでGold Coastで素敵な想い出がいくつも出来たので、Friendshipの証に小さな鉢植えを贈りました。このnoteを更新したらLynneに最後のハグをして、宿をcheck outする予定です。

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