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あなたにしか預かることのできない背中がある

先日、人と話していて、ふいに自分の口から
 
「能力やスキルですべてが片付けられていく
 社会を変えたいんですよ」
 
という言葉が出てきた。
あ、そうなんだ私。とおもった
(社会が実際にそうか、という話はあるけど)
 
それはおそらく自分の本音だとおもうし
たしかにひとつの原動力には違いない
 
そして、同時に思う
 
なにかを「変えたい」思いは
その変えたいなにかが存在しなければ生まれない
 
だから、その思いが原動力だということは
「能力やスキルですべて片付けられる社会」に
私もまた、活かされているんだということ
 
反対者、というのは実は
反対している対象に活かされているのだ
 
そして、その対象もまた
反対者がいるから、心置きなくそこにいられるのだ
 
 
例えば世界には様々な為政者が生まれてきたけど
独裁者となって多くの人の反対にあった人々も
様々な要因で溜まりきった時代の膿のようなものを
出し切るために必要な役割なのかもしれないと
おもうことがある

担ってくれたのかもしれない、と。

 
 
表面的には、反対し、争っているように見えても
お互いに、お互いを助け、活かし合っている 
 
反対しあっているようで
「背中を預けあっている」が本当のことなのだと思う
 
 
あなたもまた、あなたがそうであることによって
心置きなく「その人」でいられる誰かがきっといる
 
 
もしかしたら、それは楽しいことばかりではなくて
辛いときや悔しいときもあるかもしれないけれど
 
どうか、あなたでいることを、やめないでほしい
 
あなたがあなたでいるために
必ず、世界は動いていくことを、どうか信じて
 
あなたにしか預かることのできない背中が
必ず、どこかであなたを待っているのだから

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