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この時期必要な漢方薬

こんにちは!この週末はパートでした。日曜日にシフトに入るのは久しぶりでしたが、日曜日のお客様のかんじはゆったりしていました。

本格的に関東は梅雨入りしましたね。この時期は元々飲んでいる気血を補う漢方に加えて湿をとって健脾作用のある勝湿顆粒を飲んでいます。湿に勝つ顆粒ってすごい名前ですよね。正式名称は藿香正気散(かっこうしょうきさん)です。日本の夏は暑いだけでなく湿気がつよいので私は梅雨が終わっても夏の間飲んでいます。

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この漢方薬は全身倦怠感、下痢、腹部膨満感など調子を崩した夏の感昌に効果があるといわれています。夏だけでなく冷たいものや生ものを食べて胃腸に負荷がかかり下痢になったときに一時的にも使えますし、私のようにこの季節に湿気で胃腸が弱って重だるい人でも効きます。重だるいというのが湿邪特有の不調です。私は朝昼と飲んでいます。夫は頭痛いとき、胃腸の調子が悪く、体の水分代謝がうまくいってないことが多いので頭痛薬よりこちらのほうが効くことが多いです。


勝湿顆粒は13種類の生薬で構成されています。

藿香・・・辛味 微温性  湿を除き健胃作用を併せ持つ。

蘇葉・・・辛味 温性  気を巡らせる作用、発汗・解毒作用を持つ。

白朮(びゃくじゅつ)・・・甘味 温性  利水効果があり、体内の水分調整をする。胃を整え、下痢を止める。

茯苓(ぶくりょう)・・・甘味 平性  利水剤の代表。利尿作用が強く、水分調整でめまいやむくみを改善する。

厚朴(こうぼく)・・・苦味 温性  胃内の余分な水分を体外に除去する。胃を整え、吐き気を抑える。

陳皮・・・辛苦味 温性  温州みかんの皮を乾燥させたもので代表的な理気剤。胃腸を整える。


他にも生薬が入っていますが基本的には余分な水分をとって胃腸を元気にする漢方薬です。また陳皮や蘇葉が入っていることで気を巡らせる作用があります。

我が家はこの薬を常備してないと大変なことになります。それくらい必要な漢方薬です。ただ飲む際の注意点してそれぞれの体質があるのでちゃんとした漢方薬局で診てもらったほうがいいです。


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