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「気」の6つの働き

中医学でとは心身を動かすエネルギーで脾と肺から作られるとされています。気が足りないと気虚になり、停滞すると気滞となって滞りによる不調がおきます。

気の働きは6つあると言われています。

推動作用

成長、発育、循環    発育、臓腑や経絡、組織などの生理活動、血液循環など生命活動に関わるすべての機能を押し進める働きがあります。

温煦作用

体温調節、生理活動   血液循環やエネルギー代謝などを行い体温の維持調節を行います。寒いところで体温を保つのも温煦作用です。

防御作用

皮膚を守る、外邪を防ぐ  外邪(気候や気圧、湿気など)の体内への侵入を阻止し、侵入してしまった外邪を攻撃、排除するように働きます。

固摂作用

血・汗・尿の漏出、臓器の位置  血液が脈管外へ漏れ出さないように統制し、汗、尿、精液などが異常に漏れないように統制します。胃下垂や脱肛、子宮脱も気が正常に働いていないと正しい位置に固定できないことがあります。

気化作用

気血津液精の相互転化、新陳代謝  気は血にもなり、精にもなる。津液(体液)を汗や尿に変えたりする一連の物質転化を行います。

営養作用

気は血液の一部となって全身を滋養します。


まとめ

気の働きがうまくいかないと、体のあらゆるところに不調が起こります。私の場合は、四肢に点状の皮下出血ができるのです。はじめは皮膚の病気だと思って皮膚科にいって血液検査などもしました。異常はもちろんありませんでした。中医学を勉強するうちに固摂作用がうまくいっていないんだなと思ってケアするようにしています。ほんとわかりやすく体は知らせてくれます。あとはこれからの季節は、汗がとまらなくダラダラかいちゃう人も要注意です。漢方薬使うのもよいと思います。気の推動作用がうまくいかないと気滞となってイライラや脇腹の張りなどが起こります。気が足りない人は胃腸を整えて気を補うこと、滞りがある人は気を巡らせることが大切です。

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