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氷の星へ【ショートショート SF】

その時代、人々はすでに地球を模した宇宙船に乗っていた。都市1つ単位くらいの大きさのそれには、空も投影されており、朝が来れば日が昇り夜が来れば暗くなり星や月が映される。

草木を潤すために時折雨を模したものがスプリンクラー代わりに空から降る。雨は川となり濾過され循環している。マジックファウンテンみたいなものだ。

食糧は作れるだけは船内で作り、足りない分や飲水は地球から補給していた。

そう、地球は滅びた訳でなく、全面が里山や牧場のようなとても豊かな星になっていた。いわば地球の都市部の仕組みが宇宙船へ移管されたような形だった。

最早宇宙船生まれで地球を知らない子供もいた。中学生になると修学旅行で行くのだが、それまでに家族旅行で行くのは少々値が張るので、それまでに子供を連れて行く人はあまりいなかった。

移動は電車や磁石の仕組みを利用した自動運転車になっていた。宇宙船の外側にソーラー発電をできるパネルが貼り付けられていて、それが主な電源となっていた。

そんなある日、氷の星へ探査に行く人員の募集がかかった。大人から子供までだ。高校生の僕も応募し、無事合格した。

荷物は何がいるかさっぱり分からなかった。どうやらとても寒いらしく(宇宙船育ちの僕には寒いということがよくわからない)防寒着は渡された。あとはないと困るもの‥メガネに、下着に、本、メンソレータム?思いつく限りのものを持って、砕氷船のような宇宙船へ乗り移った。残ったみんなが、分厚いアクリル板の向こうから旗を振ってくれているのがわかった。

どんな旅になるのだろう。想像はつかないが、昔読んだヒーロー漫画のように活躍する自分を思い浮かべてうっとりしていた。


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昨日見た夢を少しでも形に残したくて書きました!

構造的欠陥ありありだとおもいます(笑)

実は私の夢だと最後氷の星に着いて、うちの猫が氷の海に仰向けに飛び込んでラッコになるんですけど、そこまでは書けませんでしたー。どうつなげたものか(;´д`)トホホ…

夢の中で「ラッコだったんだー、だからおなかたぷたぷでも仕方ないよねー」と言ってました(笑)

てか、過去に買った猫史上一番タプタプしてるので、ダイエット用のご飯に変えなあかんかしらんと思ってます。本猫には内緒で(笑)

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