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二度と味わいたくなかった無職期間に齢50を過ぎて突入。。

転職活動をしていく中で時たま”ふっ”と良い求人案件スカウトが来ることがあります。会社に辞めます宣言をしてからすぐに千載一遇ともいえるチャンスが舞い込んできました。
自宅から車で40分くらいの距離の会社ですが、実際にはリモートが中心で東京に出る機会が多い案件。新規事業の立ち上げスタッフで自分が手掛けたかった内容とほぼ同一でした。
リモートでの面談でしたが、リラックスして臨むことができ約1時間に渡って過去の経歴を丁寧に突っ込まれましたが、面接者のファシリテーション?が素晴らしく大変話をしやすかったです。時折小技を交えて突っ込んでくるのが小憎らしかったですが(^^♪ 私もプロなので軽くいなしました。
自分としてはかなりの手ごたえを感じていて、次の社長さんとの面談を楽しみにしていました。
翌日くらいに勉強会仲間たちとZoomで会合があったのですが「ハルマサさん顔スッキリしていますね!どうしたんですか?」と言われましたね。
ところが。。。。残念ながら二次面接のお呼びがかかりませんでした。。。自分なりに敗因としては、「何か質問はありませんか?」と言われた時の突っ込みが弱かったのだと思います。この時点で「勝った」と思いあがってしまい面接担当者が実は出資会社ということもあり、私のいた健康産業に明るくなかったために”二次面接の時に社長に直接聞いてみよう”と思ってしまったのが良くなかったと感じています。
後は夏場に一時間もしゃべり続けたので喉がカラカラの状態だったのも良くなかったです。手元に水を準備しておくべきでした。。
自分ができない仕事ではない事もあり「取り逃がした魚は大きいな」と大いに落胆したのでした。。

その後も誠意努力するも内定は得られず、2022年の1月に晴れて18年勤めた会社を辞めました。退職の日に覚悟していたのは自分から辞めると言ったので(言わされた部分もある)自己都合退職となり失業給付期間も短くなる上に3ケ月待機という事態です。

ところが総務と話をしていくと「我が社は基本的に会社都合退職にしています」との事でした。その代わりと言ってはなんですが、不思議な誓約書を何枚か書かせられました。要約すると異議申し立てはしません。訴えませんという誓約書です。これを書かないと離職票はもらえないので書かざるを得ません。
話によると、私の前に辞めた人が不当解雇ということで訴訟となり、結局会社側がある程度のお金を積んで示談でまとめた事があり、弁護士の勧めでこういう対応をしているようです。
ちなみに辞意を告げてから退職の日までにパワハラの元凶であった社長と副社長とは一切会話をすることはありませんでした。
まさか私が辞めると思わなかったらしく訴訟になることを恐れていたようですね。なんと小さい。。。。
選別代わりに会社で使っていたパソコンを頂いて、別れを惜しんでくれた同僚達とおしゃれな喫茶店でケーキセットを食べながら色々な話をしました。
リモート勤務だったこともあり、当日私の退職を知った人もいてびっくりされました。女子社員がうるうるしていたので、私もうるっとキマシタね。。
なんだかんだで自分が築いた居場所を手放すのは惜しいものです。
1月ではありますが、穏やかな午後の陽光がふりそそぐ帰り道。。「さて明日からどうするか?」

実は30代の頃の失業時にさんざん大変な思いをしたので、もし自分が会社をやめる場合は次の就業先か独立自営の目途がしっかり立ってからと心に決めていました。。
転職歴が多く、過去に在籍した会社のほとんどは現存しない。。ということはどういう就業環境だったかは推して知るべしなのですが、正攻法では書類が通過しない事はわかっていたので独立自営の道を模索しました。これが大きな認識違いだったのですが起業塾やコンサル等で自己の深堀りをやり続けるうちにワケのわからない迷宮に入りこみ、最終的には無形商材を売るコンサルみたいな形でビジネス展開できないかみたいな事を考えるようになり全く現実性を欠いていました。
5年くらい何もしなくても大丈夫な蓄えがあれば、また違ったのですが、自分の場合は来月定期収入がなければ途端にショートするような経済状況だったこともあり、魔法の杖を求めた自身の心は救いの手を差し伸べてくれるコーチコンサルにすっかり魅了されたのでした。。
そしてグループセッションを受け続けるも、なかなか自分ビジネスの形はできずに「就職したいな」とポロっと呟いたら「どうして自分を売ろうとしないのですか!」と怒られてしまいました。工エエェェ(´д`)ェェエエ工
ここは自分の持って生まれた性質なのかもしれませんが、残念ながら自分で起業してガンガンやれるタイプではないのです。以前も独立して金融コンサルをしている方から「ハルマサさんはどうして自分でやらないんですか?やったらいいじゃないですか」と真顔で言われたのですが、そのためにどうアクションしたら良いのかわからず言われた途端にフリーズしてしまうのです。
話を退職後に戻して、退職後ほどなくして求人案件が一つ浮かんできました。面接OKです。しかし会社のホームページを見ると実に嫌な予感がします。こういう直感って大体当たることが多いのですが、面接当日、会社を訪ねてみると受付のところで固まってしまいました。普通は指定された内線を押すために電話機があってしかるべきですが見当たらない。。。。!?。。

よーく見ると何か菱形の物体がテーブルの上にあるので「これもしかして電話?」と思い手に取ってひっくり返してみるとボタンがついていました。。
この時点で「この排他的な雰囲気はただ事ではない」と嫌な予感が確信に変わりました。

部屋に通されると、何やら事前アンケートのようなものの記入を勧められ「ご記入頂かなくても結構ですが選考には考慮されます。」と但し書きが書いてあります。。。書くしかないではないですか。。。。

持ち家の有無や、入社の際に親兄弟を保証人に立てられるか?などこんな事まで聞く必要あるの?という内容のオンパレードです。

面接官は男性と女性の二人組でした、男性側は話のわかる実務担当者で女性側は人事担当で偏屈な感じでしたね。自分自身も相性悪いなと感じたので採用のお見送りは結構なのですが、「取得した個人情報は削除するよう伝えてください」と担当エージェントには強くお願いしました。

このようにして退職後すぐの面接も見事に撃沈し長い無職期間が幕を開けたのでした。





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