日記(22) 何もかもが違った1年

2020年が今日で終わろうとしています。この年はいよいよ東京五輪の年という事もあり何か特別な年になる、そんな予感がしたんだけどまさかの年になりましたね。

東京五輪という巨大イベントが新型ウイルスの大流行により延期というまさかの事態に見舞われて、そんなフィクションみたいな事が実際に起きるの!?とその現実を受け止めるのが大変でした。だから映画を観ているように一種の興奮をしている自分もいた。

でもこれは現実です。これを機に様々な大変化が世界中で起きました。あまりにも早いスピードで。

あの光景を目の当たりにして教えられたのは私達の住んでいる世界はある日突然、いとも簡単に変わってしまう不安定な世界なんだなという事。

それはきっと別の災害、地震や台風でもその可能性を秘めているけどまさか2月くらいから騒ぎ始めていた事が年が変わろうとしているこの日まで、未だにトップニュースで報じられるくらい長く影響が続いているという事に、この地球は人間の都合で動いているものだと錯覚していたかもしれません。

今は目に見えない敵、新型コロナウイルスが主導権を握っている状態、そんな中で生きていかなければなりません。

そうと分かれば価値観や生き方までも変わってくる。大学まで卒業したら就職してそこで定年まで働く、そんな生き方ももはや選択肢の一つに過ぎなくなっていくかもしれません。むしろいくつかの職場を転々する、或いは二つの職に就くなんて生き方がもはや当たり前の時代になっていく。

一つの場所に留まらず状況に応じて場所を変えて柔軟に生きていくという在り方になる、そうとも言えるかもしれません。

コロナのせいで職を失った人もいる事でしょう。就職すればもう安心、あとは会社の指示に従って働いて、生きていけば良いなんて思っていたのにと思っていたかもしれません。そんな安定はもう幻かもしれません。ここからは平気で会社の都合で人を切っていく、それにも備えておかなければならない、だから上記のように今までは求められなかった柔軟さが必要になっていくと思います。もう会社のためにあまり自分を犠牲にせず、自分を第一に考える、そんな思考で生きていくといったところでしょうか。

今までこの生き方が正解と言わんばかりの常識が蔓延していましたが、もう時代は変わっている、そんな変化の時代、まだ慣れていない私達は難しい選択を迫れる事が今後も多くなっていくかもしれない。それがコロナウイルスの流行で数年早く来ようとして、急かされている、そんな一年だった気がします。

僕、個人としては家に居る事が多くなったので小説を書く時間が増えて、もしかしたらコロナが無かったら完成していたか怪しい小説も完成させる事ができた。緊急事態宣言が発令されて家にいろと言われて、真っ先に自分が今やるべき事はこれだとスイッチは入ったように書き始めました。そういう意味では自分はやるべき事に集中できたと言えるので決して悪くはなかった。

だからと言って良い年だったかと聞かれたら間違いなく悪いと誰もが口々に言うと思うが、環境が一変して新しい視点で物事を見る事ができた、こんな状況だからチャレンジできた事などプラスに変えていこうと多くの人が試みたのもまた事実だと思う。それで自分にとって大切なものは何か?それも浮かび上がってきたんじゃないかな。その大切なものをしっかりと握り締めてこの試練を乗り越えていこうじゃありませんか。

平穏が一番だけど、そういうわけにはいかないのが人生と、胸に刻んで来年もこの状況に負けず自身を成長させていきたいですね。

では、いつになるか分からないと言っても必ず出口は見えてくると思います、人類が新型コロナウイルスを克服したと宣言できるその日まで、立ち止まる事はあっても前を向いて行きましょう!

その時、世界はどんな風に変わっているだろう?


現在「自分のビジネス」を構築中なのでこれはためになったと感じてくれましたら是非サポートをお願いします!