日記(7) 緊急事態宣言発令

遂に出てしまったよ、緊急事態宣言。まぁ、いち国民の感覚からしたら遅い、ようやくかって感じなんだろうけど。

前も言ったけどこの新型コロナウィルスに関しては一週間ごとに特筆すべき事が更新されている。話題にこと欠かないって事でこの日記を書き始めてからそればっかり書いている。

しかしもうこれ以上はね・・・、

日本に新型コロナウィルスが侵入した→感染拡大の懸念から学校一斉休校、イベント、ライブが中止→欧米にも深刻な被害が及び東京五輪が1年延期→そして日本も東京、都市部を中心に感染者急増、土日を中心に外出自粛、

そして今回の緊急事態宣言発令と言ったところか。起こり得るマイナスの事態がもうある程度は起きてしまったんじゃないかという印象。ここからはもう覚悟を決めて各々ができる事をやっていくしかない、大切な平穏を取り戻すには国民一人ひとりの協力が必要不可欠です。

あとはもう選択した対策が上手くいく事を祈るしかない。ここら辺で、別に自分も医療とか感染症の分野に身を置く人ではないので、世間の関心事はこれ一色とはいえそんな毎週、書かなくていいかなと思い始めました。確かな、必要な情報を見つけやすくするために雑音を少なくするべきなのではないかと。ここからはもっと、自分ならではの事を書いていきたい。

さて、さて、この緊急事態宣言が出て普段の生活がストップしてしまった人も多いかと思います。特に学生さんは休校になり家に居る時間も多くなったかと。

僕、個人的に思っているのは人生、どこかしらのタイミングで立ち止まって、このままでいいのか?、これからの進むべき道は?などじっくり考える時間も必要だという事です。

と、言うのも僕のここまでの人生、高校生まではノンストップと言いますか、特に深く考えず、先生の言われた事を無難にこなしていた人生だったかなと思いました。自分が選んだ道を歩んでいたというよりは、みんながそうしているから付いて行っていると言えばいいでしょうか。そもそも学校の勉強、課題をやるだけで割と精一杯で、そんなそれとは別に自分のやりたい事を見つける、或いは続ける余裕なんてなかったと思うのですが。

僕がここまでnoteに公開した小説、例えば黄昏の決意にもそのような持論をストレートに反映させました。

そして今もまさに、理由はどうであれ学校どころか、社会全体がストップしました。いつもだったら開いている店が閉まっている、驚くほど渋谷スクランブル交差点に人が少ない。皆んな家にこもっています。この状態に悲観せずプラスに捉える、こういう時でもないと出来ない事に挑戦できるチャンスと思ってみてはどうでしょうか。

もちろん外には出られないのでなんでも出来るわけじゃない。でも家に居ながら出来る事もたくさんあるのも事実。

先ずは言い方は悪いかもしれないが一旦、学校や社会の活動から解放された。行動制限はあるがある程度、自由の時間が確保された。この時間を利用してここまでの自分の人生を俯瞰してみる、そしてこのままで満足というなら何も言う事はありませんが、そうではない人も多いのではないでしょうか。この非常時でないと見えてこない事もあると思います。

他の例なら東日本大震災。いきなり平穏な日々を奪われて多くの命が失われてしまった、街も簡単に破壊されてしまった。僕はなんて儚いのだろうと思いました。同時にいきなり何の前触れもなく人生が終わってしまう現実に恐怖して自分も明日、死ぬかもしれない、だから1日一日を悔いなく生きようとさえ思いました。

明日があるとは限らないという考えが植えつけられたのは間違いないと思います。それは今も持っていて、ときおり頭を過ぎります。

そんな脆い人生なら今の置かれている立場を考えて、果たしてこれからも、この貴重な人生をここに捧げるのは適切か?と常に考えて、だから俳優の道も、このままでは駄目だと判断して路線を変更したのだと思います。

今回も仕事以外の外出する予定は全て無くなって、しばらく入れる予定もないという事で小説を読むペースが速まり週に2、3冊くらいは読めていて、運動不足解消でストレッチ、筋トレなんかも始めました。それで体は余計な力みが無くなっているなと実感できているし、本を多く読めばそりゃあプロの文章のリズムが感覚的にも掴めているような気がしています。

間違いなくこのような事態にならなければ、成れなかった自分がいます。起きている事は命に関わるし戦後最大の経済危機と言われているが、だからといって自分次第では大きく成長出来る事はできるはずです。

既に時間があったらこれをやってみたいというのがあればできる範囲でやってみるべきだと思いますし、学生さんも学校の勉強を気にする事なく将来の事を真剣に考える良い機会としてみてはどうでしょうか。ここで何かを頑張ったおかげでその後の人生が大きく変わった、好転したという事は多分にあるはずです。是非、今だからこそできる何かを探す、チャレンジする期間としてみてください。もちろん、皆んながみんなそんな余裕はないと思うので、何もせずに心を落ち着かせて健康を維持するのに努めるのも有りです。

僕も、先ほど述べた東日本大震災当時は学生でしたが何もできず家に居る期間が暫く続き、いわば現実を受け止めるのに必死で放心状態でした。この経験が今に生きているのかなとも思います。やはり原因は違えど今のこの状況はあの時と重ねてしまいます。

では最後に、最前線でまさに命を賭けて闘われている医療関係者の皆さま、生活維持のために休まず働いてくださっている小売り業の皆さま、そのほかこの危機に対策を講じてくださっている専門家の皆さまなど、ありがとうございます。

一人ひとりができる事をやって必ずこの危機を脱しましょう。


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