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#私の作品を見て ~文学フリマ東京、岩手、札幌出店によせて~ G-24 (第一展示場)にいます。

こんばんは。朝伊ミチルです。
小説を書いたり、詩を書いたりしています。割合としては小説7割、詩3割といったところです。
小説は10年間ほど書き続けています。北海道ローカルの賞ですが受賞して地元の新聞に掲載されたり、文芸誌に掲載されたりしたことがあります。
詩は、出展するようになったのはごく最近ですが、ミュージシャン志望だったこともあって「歌詞」をよく書いたり読んだりしていました。そのような経験もあり、実質的には意外と長く書いているかもしれません。
作風としては純文学~エンターテイメント志向です。文学フリマでも「純文学」のブースにおり、普段読んでいる本も純文学がやや多めで、エンターテイメント小説や、最近では詩なども読んでいます。純文学は古典作品から現代の文芸誌に載っている作家まで読みます。新書や漫画とかも普通に読むので安心してください。

さて、そんな私が文学フリマに出店を始めました。
初めて文学フリマ札幌に出て、文学フリマデビューをしたのが一昨年。
文学フリマ東京、文学フリマ岩手、そして文学フリマ札幌、とまわるのは今年で二年目です。
恐らく今年度で今の職場はやめて転職すると思うので、来年しばらく有給がないことを考えると東京、岩手(特に交通手段が少ない岩手)をまわれるのは今年でいったん一区切りかな、と覚悟しながら準備をしています。

とりあえずまずは作品紹介からはじめましょう。
Twitterに載せているのと大体同じです。
私の場所はG-24 (第一展示場)です。

★今年の新刊
故郷の短編集」500円

十勝毎日新聞に掲載された、十勝管内上士幌町、帯広市を舞台にした短編小説を3作収録。がんになった父親と向き合う体験など、内省的で静謐な物語。
「がんになった父親」というのは、少し後で紹介する「ツヅル07号」で大きく取り上げていますが、この短編集では「私と父」という視点から描いています。
短編代表作。朝伊ミチルの名刺代わりの一作です。
見本誌コーナーにも置かせていただく予定。

★今年初お披露目!参加作品
ツヅル06号」800円

札幌で最も優しく最もアツイ詩・エッセイなど文章作品の雑誌。
なぜ生きる? なぜ恋する? 正面切って問いかける問題作を2作寄稿。
森山直太朗さんの作詞を手掛けていることでよく知られている詩人の御徒町凧さんも、谷川俊太郎さんの詩をオマージュした作品で参加されています。
数量限定。お早めに。

★今年初お披露目!参加作品
ツヅル07号」800円


札幌で最も優しく最もアツイ詩・エッセイなど文章作品の雑誌の新刊。
一人の不器用な木彫り職人が生きた証、そして遺したものを描いた詩を寄稿しました。
「ツヅル」を発刊しているお店「俊カフェ」さんの集まりや、札幌をはじめオホーツク、釧路にも移動展を展開している詩の展示会「詩展」でも、集まった皆さんから大変ご好評をいただいています。
実の父親で、木彫りのクマを60年間彫り続けて71歳で亡くなった「伊藤幹男」の一生を、私の記憶や、父親の作品をまとめた本「みきおさんのクマ本」、そして母からの聞き取りなどから、慎重に丁寧にまとめました。
数量限定。お早めに。

★去年の新作。
「PINHEAD」800円


精神科デイケアで出会った、年齢も障がいもバラバラな三人。
普通に生きられない、凸凹だらけの三人が繋がり合い、クズな世界と取っ組み合う物語。
中長編代表作。去年出した全ての作品の中で、東京、岩手、札幌全て売上トップでした。ざっといくつかの作品を手に取って読んでいただいたなかで、多くお求めいただけた方がたくさんいらっしゃったのが印象的でした。
見本誌コーナーにも置かせていただく予定。

★去年の新作。
「ユー・ノウ・ユア・ライト」900円

朝伊ミチル最大の問題作。
幼い頃から両親、とりわけ父親から激しい虐待を受けた末に、両親を殺した少年・龍一の人生のはじめからおわりまでを描くピカレスク小説。
見本誌コーナーにも置かせていただく予定。

★去年の新作。
「私たちのキスアンドクライ」1000円

羽生結弦さん、田中刑事さん、エリザベータ・トゥクタミシェワ選手。
彼らを愛でるフィギュアスケートオタク「スケオタ」の三人の女性たちが、フィギュアスケートに勇気をもらい、立ち上がる連作集。
スポーツに勇気をもらったことがあるあなたへ。
今年か来年かわかりませんが、違う選手のファンで続編を書いてみたいと考えています。
フィギュアスケートはもう10年近く観ていて、アイスショーや試合には三回ほど行っています。冬になるたび欠かさないライフワークです。
フィギュアスケートを題材にした作品は継続して何らかの形でずっと書き続けたいと思っています。

★文学フリマ岩手で出る予定の参加作品
文学フリマ岩手開催記念アンソロジー イーハトーヴの夢列車 三号車
※価格、表紙等、詳細はまだ発表されていません

毎年、お客さんだった頃も含めて文学フリマ札幌に行くと、いつもすごく郷土色が強いアンソロジーを置いたブースがあり、ずっと気になっていました。
それが文学フリマ岩手のブースでした。
中には宝箱のようにずっしり、ぎっしりと、郷土の物語が詰まっていました。
これすげえや!となり、初めての岩手でハイになっていた私はほぼその場で参加を決めてしまいました。
ブンブンサテライツのヴォーカリスト・川島道行さんを愛する北海道の青年が、自分らしいもう一つの在り方・生きる場所を見つけるまでの短編小説「ANOTHER PERFECT DAY」を寄稿しました。
初めて文学フリマ岩手に出るために岩手を旅した体験をもとにして書きました。ある程度キャッチ―な作品に仕上がっていると嬉しいです。

★文学フリマ札幌で出す予定の新刊
朝伊ミチル 短い文」500円を予定

これを書いている今、まだ編集作業が完了していませんが、
約10年近くいろいろと書いてきた中で、「小説を読むのは苦手だけど朝伊さんがどんなことをしているのか知りたい」「短い文章作品なら読める」という声を、仲間たちから多くいただいたことをきっかけに、
エッセイ、詩、noteに投稿した音楽レビュー、ローカル新聞に掲載されたおたよりなど、「小説以外」の文章作品をまとめて一冊の本にしようと頑張っているところです。
応援してください。(無事完成するようにと)

来場者に向けた、作品とブースの紹介を書いただけでも、結構な量と時間になってしまいました。
今週末にはもう東京の会場にいます。
なのでこれを書いている今はあまり時間がありません。
東京から帰ったら、「文学フリマ出店にいたるまでの道のりや大変だったこと」「本を自分でつくってみた感想」など投稿してみたいです。
まずはここまで読んでくださり本当にありがとうございました。

記事のトップの画像は、Twitterでの私のプロフィール写真を撮ってくださった札幌の大人気写真家・黒崎三眼さん @kurosakisangan のものです。

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