見出し画像

【絶景旅】独りで行くから感動できる。日本一の絶景「仏ヶ浦」【青森】

ここは青森の東部、下北半島。

青森駅からは車で約4時間。
秘境中の秘境と言ってもいいこの場所に、私史上、日本一の絶景がある。

日本一の絶景「仏ヶ浦」

ちょうど2年前、あれは僕がまだ東京で塾講師をしていた時のころ。
当時から旅行にずっぽりとハマっていた僕は、次の旅行先を探していました。

東北地方には行ったことがなかったので、せっかくだからとGWで東北を回る旅を計画。
本州最北端の「大間」を目指す旅をすることにしました。

その途中にあったのが、下北半島の「仏ヶ浦」
まさかここで日本一の絶景に出会うとは、、

不思議な形をした白い岩が並ぶ海岸

青森駅でレンタカーを借りて、仏ヶ浦までは車で3時間半。
下北半島に入ったあたりから、「ここ日本なのか、、?」感が出てきます。

途中の国道253号は山の中を道が何度も折れ曲がっていて、「この先に日本一の絶景があるのか、、!」と期待感を膨らませます。

途中で見つけた山あいのダム

そしてようやく到着、、!
駐車場には「クマ注意!!」の看板が。

駐車場から20分ほど山道を下って、ようやく辿り着いたのは、
高さ10m以上はある白い奇岩に囲まれた海岸でした。

あたりはしんと静まり返っていて、波が防波堤にあたって砕ける音だけが響いています。
あたりには誰もおらず、世界から切り離されたような感覚に陥りました。

日本全国を旅してきましたが、この時の感覚を忘れることはないですし、ここに勝る絶景を見たことはありません。

よく、写真ではこの景色の良さは伝わらないと言いますが、それは絶景というのが「目で見て感じるものではなく、肌で感じるもの」だからだと思います。

海底火山の噴火で生まれた仏ヶ浦

仏ヶ浦の白い奇岩の数々は、約400万年前の海底火山の噴火によって作られたそうです。
火山噴出物が固まってできた凝灰岩は脆く、風や波で削られやすい性質を持っています。

遥か昔から削られ続け、人の顔や花のような形をしたものになったようです。

極楽浄土を思わせる神秘の秘境

仏ヶ浦が人々を感動させてきたのは昔からのようで、
大正時代の文豪はこのような歌を残しています

神のわざ 鬼の手づくり 仏宇陀(仏ヶ浦)
人の世ならぬ 処なりけり
                              大町佳月

まさに、神や鬼が作ったとしか考えられないような場所ですし、
僕も初めてここに行ったとき、現世じゃないような感じがしました。

ここに行くのがすごく難しいからこそ、
「人の世ならぬ」感が増しているようにも思えます。

地元のおばあちゃんの最高手料理「仏ヶ浦ドライブイン」

仏ヶ浦の近くには、地元のおばあちゃんがやっている料理屋があります。
この近くの佐井村で取れるウニを使ったうに丼が有名だそうで、
のんびりした雰囲気の中で絶品を味わえます。

私はお金がなかったので海鮮丼を頼みましたが、
これもまた旨い!
付け合わせ?でついてきたイカが一番おいしかったのを2年経った今でも覚えています。

このお店も、いつまで残っているかわかりません。
お店や鉄道は、いつか配線になってなくなる可能性を常に残しています。
なくならないうちに、行ってみたいものです。

遊覧船もあるけど、直接行くのがおすすめ

仏ヶ浦には、佐井村から遊覧船が出ています。
仏ヶ浦の全体が見れるうえ、30分の散策も楽しめるとか。

でも私は、遊覧船を使うのではなく直接行くのをオススメします。

理由は、自分の足で行った場所と、誰かに連れてきてもらった場所の景色は違うから。

世界から切り離されたような、この場所です。
だれかに連れてきてもらうのではなく、自分の足で行って、自分一人だけの空間で、そこにしかない空気を感じるのが醍醐味だと思います。

個人的には、一人旅で行く。
そして、その地の寂しさや孤独を感じて、
仏ヶ浦ドライブインで安心感を感じながら海鮮丼を頬張るのがベストの楽しみ方だと思います。

日本の秘境「仏ヶ浦」
是非死ぬまでに一回は、行ってみてください。
できれば、独りで。


仏ヶ浦に行くなら「星野リゾート 青森屋」を拠点に

下北半島の根本に位置する青森屋。
現在、ねぶた祭りの観覧バス送迎付きプランをご用意しています

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?