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Never too late.

マルチタスクがだんだんしんどくなってきている。
ひとつのことをやっていると、他のことが疎かになる。
そうは言っても、大人が社会人としてやっていく以上、
また、家庭を切り盛りしていく以上、
いくつかのことを並行しておこなわなければ立ち行かないことは山ほどある。
それなので、しんどいと思いつつもなんとか複数のタスクを常に抱えながら
毎日わっせわっせと走っている。

若い頃はなぜか、自分は器用な人間だと思っていた。
今思えば何が根拠だったのだろう。
いくつものタスクを抱えてもそれなりにこなせていたのは
単に若くて体力があったからというだけではないか。
怖い、若さって怖い。その傲慢さが怖い。
本来はとっても不器用で、
ひとつひとつじっくり取り組まないとできないタイプなのに。

あるデキる後輩(30歳)に

「〇〇さんは仕事がよくできるよね!いつも堅実で、任されたことを確実にこなすよね」と言ったら

「自分がそんなに器用にパッとできないことがわかっているから慌てないように早くから準備しているだけなんですよ」

と彼女は言った。

それを30歳そこそこで(しかも10代から彼女はわかっていたそうだ)把握してるって
いったい人生何周目なのだ?
私はつい最近わかった五十路女だぞ?

器用か不器用かが大切なのではなく、
自分がどういう傾向にある人間なのか、というのを
性格、体質、体力、気質、周りの環境、
などの様々な面からじっくり見つめ分析して客観視していることが、
人間にとっては最大の武器のひとつとなるのであろうな、と
その後輩の発したひとことから思った。

自分の長所も短所も冷静に見つめ、そこに過大評価も過小評価もしないこと。
長所は素直に大切にしていき、
短所は不必要に嘆いたり卑下せずそれをカバーできる方法を
考慮していくこと。

そういった内観のようなことをしている人が器用な人よりもずっとしなやかで強いのだろうなと思った。
五十路の私、今からでも間に合いますかね…

いやいや、Never too late!

#エッセイ #マルチタスクが苦手 #内観 #客観視 #自分を客観視すること

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