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Kindle本の内容紹介を考える【毎日note】#27
ユーザー名にも入れている通り、10月中に、沖縄移住記のKindle本を出版する。大好きなデザイナーさんにお願いした表紙もほぼ出来上がり、あとは私が、アップロードする文書ファイルの体裁を整えるだけだった。
でも他にもやることがあって、それは、Amazonで表紙をクリックしてもらった後に読める、内容紹介の部分。これ、そうとう重要。
私の場合、表紙やタイトルだけで購入を決めることは少なくて、内容紹介をしっかり読み、自分が求めているものか判断するし、探していたものじゃなくても、ふと興味がわいて読みたくなるかは、ここで決まる。大半の人がそうではないだろうか。
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ところで、私が出すのは、Kindle本の中でも最も読まれる実用本ではなく、はたまた小説でも漫画でもなく、いわゆるエッセイ本だ。「移住記」がサブタイトルとなるけれど、日記というより、私が沖縄に移住して感じたことを紹介するエッセイ集だ(読者の問題解決にわかりやすく貢献しやすい実用本ではないため、無名の著者が売るのは非常に難しいジャンルと言えます~笑)
実用本は、「こういう悩みありませんか」「それはこう解決します」「なぜなら○○だから」「本書で詳しく解説していきます」が王道の内容紹介だ。
それに比べてエッセイは、伝えたいことがたったひとつなわけではなく、明確なわけでもなく、読者が捻出してくれた時間に、文章を読むことそのものを楽しんでもらうジャンルなため、内容紹介が「こうあるべき」というのはない。なんなら、中身を読んでもらうのが本当は一番正確な内容紹介である。
また、大手出版社がいて、編集者がいて、つまり私のように個人出版ではない場合は、「○○な著者が送る~な日々」といったような、第三者目線での内容紹介になっていることが多い。
一方私は、私を紹介してくれる第三者がいるわけでもなく、また「編集者がいる風」を装う気もないので、主観的な、つまり「自己紹介」的な内容紹介になる。
何が怖いかというと、独りよがりな内容紹介になるのが怖い。
Kindle Unlimitedマークがついて、個人出版だと判別できる作品って、表紙でもわかりやすいけれど、内容紹介でもそれがバレてしまう。個人の、素人の作品だと、本を開くまではバレない方がいい。
正直、本文より難しい部分なのだ。本文が読まれるかが、かかっている。
本当は、表紙と同様、内容紹介も、プロのライターにお願いするのが理想なのだろう。売りたければ。
でも、そこまでの予算はないうえに、「書くこと」が好きなのだから内容紹介もきちんと自分で書きたい。ポチっとして頂かないわけには私の文章は日の目を見ないので、最後の頑張りどころだ。
(例えばこんなの、すてきだなあ。これは分かりやすい「第三者目線」の内容紹介)
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さて、目次を載せるかも悩みどころ。なんだかんだ3年間毎月「あさひかわ新聞」に連載してきたので、つまり36回分の記事を収録する。目次の項目もけっこうな数だ。お試しに下記に並べてみる。うーん、ボリュームがすごい~
「果報(カフー)をさがして 沖縄移住記」
海を通う / ナチュラルでいることしかできない / 夏の匂いと山鳩の声 / 桜の山に暮らす / うりずんが訪れて / リゾートのとなりの日常 / 島から島へ / うりずんの花 / 梅雨明けの報せ / 夏は続く / 九月の雪景色 / ゴーヤと台風 / 二度目の引っ越し / 景色を広げる / いつも雪が降っている気がする / 春を望む心は同じ / 暮らした街のメロディ / かけがえのないうりずん / 梅雨の功績 / 沖縄で考える自由について / 二十九回目の夏は終わらないで / 大きな海に自分を映して / 会社で台風ナイト / 三年目の振り子 / ハブはこわいけど / ゴーサイン / 焚火の香りの部屋にて / まだ見ぬ魚を追いかけて / 泳げない海へのゆめ / 時間を取り戻す方法 / 人生をそのまま夏休みにしたい / ひとり川辺に立つときは / 海をうけとったなら / 少年の性分 / お気楽な移住 / 沖縄にいるのに沖縄が恋しい / あとがき
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