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Arc column vol.31【長く活躍するためには演じろ‼️】

Arc column vol.31
【長く活躍するには演じろ‼️】2023/9/3(日)

今日のタイトルに違和感を持った人もいるのではないでしょうか。

活躍するためには演じろ‼️というのはどういうことなのか。

答えは役割性格を身に付けろ!ということです。

役割性格というのは、普段の自分が持っている特徴や性格ではなく、役職や置かれている環境に応じて自分の性格とは違う自分を演じるということです。

しかし、いきなり演じることができるわけではありません。まずは、本来の自分の性格を成熟させる必要があります。

自分の性格はどんな性格なのか、環境や状況に応じてどのような変化が自分に起きやすいのかをしっかりと把握することが必要なのです。

例えば心配性で緊張しやすく不安が勝ってしまう投手が、マウンドの上では顔色一つ変えず、ポーカーフェイスを貫いている投手を見たことはないでしょうか。

これも役割性格の1つであり、演じているのだと私は思います。 本来の自分では弱気になってしまう可能性があるから、あえて強気になれるような状態を自分で作る。

これは自分の性格を把握し、成熟していないとなかなかできませんよね。
自分を演じるというのはいつもと違う自分に挑戦するということなので、最初はものすごく違和感があると思います。

しかし、何度も訓練することで、無意識にその状況になった時、いつもとは違う自分に入りこめることができるようになっていくのです。

もちろん私も経験があります。

大学時代まではあまりチャンスで強いバッターではありませんでした。
得点圏になると「打てなかったらどうしよう」と考えてしまうことが多々ありました。

これは本来、私が持っている周り反応を気にしてしまう性格がプレーに影響してしまっていたのです。

しかし、社会人になってから「打たなくても死ぬわけじゃない」と自分の中のマインドを変えて、
周りを気にする本来の性格ではなく、楽観的な自分を打席内で演じるようにしてみました。

すると面白いようにチャンスで結果が残るようになったのです。
楽観的な性格を演じることで、無駄な邪念が無くなり、シンプルに自分のやるべきことが明確になったことが結果に繋がった要因だと私は思います。

また、各世代でキャプテンを務めてきましたが、キャプテンとして人前で話す時の自分は本来の自分とは全く違う自分を演じて話していました。

本来の性格は聞き手の顔色を伺ったり、人前で話す時は割と緊張するタイプなのですが、いざ話す時には相手がどう思っているかでなはく、自分の伝えたいことを論理的に伝わりやすい順番で、
言葉の強弱をつけながら、自信を持って緊張していない自分を演じて話すようにしてきました。

先日も、初対面の方々約60人の前で講演した際も前日まではものすごく緊張していたのですが、本番では まったく緊張してない自分を演じるために、自分の中では普段使わないような話し方に変えて講演しました。

するとすごくスムーズに話すことができる自分に出会うことができました。
普段と違う自分を本番でやるというのは大きなチャレンジだと私は思います。 しかし、チャレンジすることで新しい発見があることを改めて感じました。

これまで多くの場面で思い切っていつもと違う自分を演じてきましたが、大きな成果を得られた経験の方が圧倒的に多かったと振り返っています。

だからこそ皆さんにも是非、様々な場面で違う自分を演じてみてほしいのです‼️

演じるからこそ見つかる感覚や経験が必ずあります。

様々な場面で演じることにチャレンジしていく中で、自分がその時に置かれている環境や状況によって適した役割性格を身に付けていくことができます。 この役割性格の引き出しを多く持っている選手ほど息が長く活躍できる選手になれると思います。

最後に、いつもと違う自分を役割性格を演じている自分を本番で無意識に取り組めるようになるのは、反復練習とどれだけ念入りに準備ができたかに尽きると思います。

不安や心配がある状態ではなかなか演じ切ることは難しいでしょう。

本来持っている性格がどんな性格なのかをしっかり把握することで、場面場面によって適した役割性格を演じることのできる選手になっていけるのではないでしょうか。

その為にまずは自分と向き合う時間を必ず作ってみて下さい!

本番までの準備は念入りに‼️

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佐藤 旭

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