新聞の社説に博物館のことが書いてありました。 猛暑のときは、涼しい館内を探索して、自分だけの宝物を探してみては？ という内容で、「分かってらっしゃる！」と、ウンウンと頷けるものでした。 展示は、学芸員の方々の力作ぞろいで、 ぜひ、たくさんの方にみてもらいたいのですが ひとつだけ、私の勤める博物館では難しいことがあります。 それは、涼しい館内… 冷房を入れる時間はできるだけ短くなっているので 開館時間には、広い館内全体は冷えておらず、熱気が残り 35℃の外から入った瞬間は
博物館で仕事を始めてから、植物や虫の写真を撮るようになりました。 「なんていう植物かな」と適当にシャッターを押していたのですが 「拡大したときにピントが合っている写真を撮るのがいいんですよね」 と学芸員さんに言われました。 これは、写真を展示に使うことを考えてのことのようです。 普通の写真サイズでは気にならないが、展示パネルに使おうと拡大すると、ピントが合ってないとのこと。 持っているカメラは、コンパクトデジカメ。 スマホを持ってからは、デジカメいらないとさえ思っていた
昨年の朝ドラ「らんまん」 植物をどんどん採集してくる槙野万太郎さん 家の中は、植物を挟んだ新聞紙の束が山積み 加えて、全国各地から新聞紙の束が送られてきて、どんどん増えてました。 令和の博物館の中も同じです。 学芸員や調査員が採集してくる標本 個人で植物研究をしていた方やそのご遺族から寄贈される標本 学校の理科室で見つかる標本 など 博物館には、新聞紙がぎっちり入った段ボールの山ができています。 標本を台紙に貼ったり、標本ラベルを作ったり 作業をして博物館の大切な資料とし
葉っぱのレプリカの上にホコリがたまっているのが見えるでしょうか。 これはケースなどに入れずに、露出して展示しているので、どうしても ホコリが付いてしまいます。 博物館の清掃は業者さんにお願いしているのですが、展示物の掃除はできないことになっている。 気にはなっていたけど、もろもろの事情でそのままになっていたようですが、写真を撮ることになって、一部分だけほこりを払いきれいにしました。 一部分がきれいになると、より一層ホコリが目立つように😆 ということで、開館前の時間に少しず
「パネル張りをお願いします」 博物館で働くことになって、初めてのお仕事。 何も知らない私は「パネル張りって何？」から始まります。 展示室で、解説文や写真が壁に貼ってあったり、展示品の隣に置いてあったりするパネルを作ります。 「アレって、自分たちで作ってるのか！」（お金があれば外注できるらしいです。） A４とかA3とか展示する大きさで写真や解説文を紙に印刷して、 片面が粘着面になっているボード（ハリパネと呼んでる）に張ります。 ハリパネは、たぶんタテ１８０ｃｍ×ヨコ１００
書きたいと思うことはたくさんあるけど、 なかなか書けないものですね。 「駄文でも短文でも気軽に投稿」に従って ２投稿目にトライ！ 博物館のお仕事は、展示ではないことを知りました。 資料の収集・保存、調査研究、展示、教育普及という４つの役割があるそうです。研究機関であり、教育機関。 だから、学芸員さんの業務は幅が広くて忙しい。 物があふれ、人の出入りも多くて。 見ているだけで、目が回りそう。 物の量もスペースも お客さんに見ていただいている展示室は博物館のごくごく一部。
初めまして。asanakaです。 縁あって、博物館で働くことになりました。 これまでの職歴は事務系。 学芸員の資格を持っているわけでもなく、研究者でもありません。 学芸員さんの手伝いをする１年契約の非常勤。 こうして踏み入れた博物館の仕事は、今までの事務仕事とは大違い。 こんな世界があったなんて、もっと早く知りたかった。 人生後半戦に、初めて経験することや知ることが楽しくて、 この体験をどこかに書きたい！と思って、今ここにいます。 登録して早９か月。やっと初投稿できました
