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中国のIT対応力

中国で生活して分かったこと。
それは、QRコードを多用することである。
また、微信(WeChat)及び支付宝(Alipay)のミニプログラムも便利である。

・QRコードを多用する
 ①QRコード決済。
  走りとしては中国である。
  食事にしてもスーパーにしても決済は基本QRコードである。
  一方で、現金が使えないかというと、そうではなく、一応使える。
  但し、タクシーでも嫌がられる場合がある。

 ②PCRのデータ管理
  隔離期間中のPCR。
  さすがに紙でのやり取りは最小限にしたい意向があるのだろうか?
  微信(WeChat)でのミニプログラムを立ち上げ、個人情報を入力。
  その後、画面に出てきたのがQRコードであった。
  サンプリング時はQRコードと検査試薬のバーコードを読み取り、
  データ管理をする体制となっていた。
  但し、各地域によって対応は異なる。

 ③入出国管理
  入国時に必要なグリーン健康コードや入出国時に必要な税関出入国
  健康申告は入力後QRコードとなって表示される。
  税関出入国健康申告のQRコードは入国時及び出国時にスキャンされる。
  なお、入国時の隔離ホテル割り振りもQRコードを読み取り、情報を入力
  後、QRコードで管理される。

 ④人の行動管理
  一つ前の記事に記載した行程卡。
  鉄道駅やホテル、ショッピングモールで掲示されている行程卡用の
  QRコードを読み込ませ、行動を管理する機能がある。
  いわゆる、中国でしか出来ない管理策である。

 ⑤新型コロナ感染危険性の管理
  一つ前の記事に記載した健康码。
  詳細は有料版を参照。

・微信(WeChat)及び支付宝(Alipay)のミニプログラム
 上記QRコードのデータ管理やQRコードの読み取りに関するプラット
 フォームが微信(WeChat)及び支付宝(Alipay)のミニプログラム
 である。
 健康码の表示を始め、PCRの予約・問診・結果の報告、食事処のメニュー
 表示・注文も行える。

以上、微信(WeChat)及び支付宝(Alipay)をベースとしてQRコードやミニプログラムを用いることで、それだけで生活が可能となる。
今ではお金のやり取りも微信(WeChat)及び支付宝(Alipay)で出来る。

日本帰国時、大量に配られた紙を見た瞬間。
その違いを実感したのはここだけの話。

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