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消えていく人たち 虚しさ

先月誕生日を迎えてからというもの、過去に関わった人たちのことをたびたび思い出している。
なぜかというと、誕生日に今まで来ていたおめでとうLINEがこなかった人が何人かいて、それがきっかけとなり思い出す頻度が増えた。
今年の誕生日に連絡が途絶え疎遠が確定した人もいれば、それより前の年に疎遠になっていった人もいる。

連絡がこなかったことに対しては特にムカついたりだとかそういう感情はない。
ただ、こうやって疎遠になっていく人が増えるたび、彼ら彼女らとともにした時間はなんだったのか、なんの意味があったのか、と考えてしまう。
人付き合いに効率や意味を見出そうとするのは間違っているとは思う。
しかし、それでも考えてしまうのだ。

笑いあったり秘密を共有したり、とにかくなんやかんや色々した日々は、なんだったのだろう。
今に活きているのだろうか。
経験が大事だとよく言うけれど、それを実感できたことがない私だ。

本当に虚しくて虚しくて、悲しい。
人付き合いってあまりにも刹那的ではないか?
今や彼ら彼女らが生きているかどうかすら知るすべがない。
あんなに親しく話していたのに。
そんなのって、ばかみたいだ。

人間ってなんなのだろう。
極端なことを言えば、いつか死ぬ、いつ死ぬかわからない。
そんな中で友達を作ったりして。
死ななくても友達は消えていったりして。
すごく虚しくて、阿呆らしい。

今後も人が消えていくと思うと、なんだか無気力になる。
人間ってのは一体何がしたいのだろう。
そんなことまで考え始める。

だって、だって、やっぱりあまりにも虚しいから。

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