デザフェス56にもらった情熱
2022年11月19、20日に行われたデザフェスに行ってきた。
物凄く刺激を受けた話。
今回私は一般で両日参加をした。(自身は申込忘れた。)
作家がライブペイントで描き始めるところと、描き終えた絵を見たかったからだ。
私の絵ってなんだろうと考えさせられた。魅力を考えるより先に出てくるのは絵を描いている時の楽しさだったのだが、魅せる描き方、埋まっていく壁画、輝くライブペインター達。
そんなみんなをみていたら、楽しい気持ちの中にでてきたのは、なぜか複雑な気持ちだった。
もくもくと描いてるように見えて、そこから垣間見える情熱を持つ人。
大胆に、魅せることで自分を表現していく人。
私はどんなものを描けるのだろう、私は自分の限界をためしたくなった。
もどかしくなった。そんな自分が少し気持ちよかった。よかった。私は絵が好きで、絵に憑りつかれているのだと再認識させられたからだった。
イベント自体は楽しい気持ちで終わっていった。気持ちがそわそわしてきたのは1日目帰ってきてからのことだった。
みんながかっこよかった。こういった表現が正解かはわからないが、私も自分と戦いたいと思った。
限界を知りたい。挑戦をしていきたい。それをたくさんの人にみてもらって、自分の魅力を引き出したい。
今まで完成品に満足していた自分より、さらに、もっと上を目指したいと思った。
今までライブペイントした作品の反省点も見えてきた。私はこのままでは止まらないぞという気持ち。
もちろん今までの作品を否定しているわけではない。私は私の作品が好きだ。
もっと学んで、もっと技術をあげて、舞台にあがりたい。そんな感じ。
人生において、私は今まで勝負事が嫌いだった。それは、負けず嫌いな故に、自分の穏やかさをかき乱したくないという理由だった。
今はそんなこと言ってる場合じゃない。勝負ではないが、これから先、どんなことを言われようが折れてもいい、でもまた立ち上がるという決心がついた。
そんなことを考えていたら、帰ってきてからなんだか涙が止まらなくなった。不安もある。病気もある。でもそれ以上に今の自分は進むべき道を切り開くためにひたすらに作品を作り続けることこそが今やるべきことだと判断する。
気が付けば私って、あの時のどろどろに溶けた液体じゃなく、人間になれてるんだな。
人であることを憎んで人であることを諦めたくなったあの日の自分にこの文章を見せたら驚くだろう。
これから私は進化をする、し続ける。それをみんな温かくも鋭い目でみていって欲しい。
ギラギラと輝き続けていくことを約束する。でかくなってやる。立ち止まってる場合じゃない。やる。自分の一瞬一瞬の感情を大切にしてそれをぶつけていく。
こんな感情にさせてくれたデザフェスに感謝を込めて。
幹夫800
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