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英語は日本語を挟まずに理解した方がいい?

英語コーチをやっていると割と頻繁に聞かれる質問がこちら。

「英語は日本語を挟まずに英語のまま理解した方がいいんですよね?」
「瞬間英作文のように、日本語を訳す練習ってどうなんでしょう?日本語は挟まない方がいいのではないですか?」

リスニングであれスピーキングであれ、聞いたり言ったりする時に日本語を挟むことを「悪い事」と捉える風潮ですね。
あなたは、どう思いますか?

少なくとも私が英語コーチとして多くの方を見ていて言えること。
それは、ある程度上級レベルに到達するまでは、日本語を間に入れてトレーニングした方が、英語力が伸びるのが「速い」ということ。
これは間違いありません。

というのは、「意味理解」面で、日本語を入れるとごまかしがきかないからです。
リスニングやリーディングなら、日本語で理解しようとすることは、「意味を100%理解しようとすること」です。
日本語では「何となくわかったつもり」にすることができないので、意味理解がぼんやりしている部分が明るみに出ます。

一方、英語を英語のまま理解するということは、「英語を理解しない」ということにも繋がりかねません。
つまり、「あなたが理解した英語しか理解できない」ので、理解した部分が10%なら、10%の理解で留まるでしょう。
それ以上の改善がないのです。

実際、英語の多読をかなりやりこんだという方にリーディングをして頂いたら、ほとんど内容を理解していなかったという話も聞いたことがあります。
「多読」としていくら量をよんだところで、意味を理解せずに目で文字を追っているだけではたいした収穫はないでしょう💦

海外在住の留学生等の日本人向けにスクールを運営している方も同様のことを仰っていたので、私は「日本語を間に挟む」トレーニングは、最初の段階では入れるべきだと思います。
そのトレーニングで「意味理解」ができる脳の回路を構築してから、日本語を外したらいいのです。

せっかく日本語であれば高度に働くブレインがあるのだから、活用しない方がもったいないです。

日本語を間に入れることに罪悪感を感じているあなたのお役に立てば幸いです!


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