見出し画像

麻雀の本質⑥ 気持ちを切り替える

麻雀の本質① 運と実力
麻雀の本質② 人を動かす
麻雀の本質③ 麻雀にスタイルはない
麻雀の本質④ 上達するために
麻雀の本質⑤ 考えすぎは危険


■ 麻雀で一喜一憂する人が多すぎる


 人生で500回くらいはこの言葉を使ってきた。100戦200戦単位の成績は運による影響が大きく、相対的に実力による影響は小さい。

 したがって、勝ったからといって慢心してはいけないし、負けたからといって落ち込むのもこれまた良くない。負けた過去は絶対に変えられないし、やり直すこともできない。負けたときに気持ちを切り替えていくことが大事だ。

 勝ったときに多少調子に乗ってしまう人がいる。実を言うとこれはそこまで悪い方向に行かないものだ。麻雀はテンパイの価値が非常に高く、リーチという役も非常に強い。調子に乗ってガンガン前に出てもそうそう悪いことにはならない。

 それに対して負けて落ち込むタイプの人は、負けたというショックによって負のスパイラルに陥る危険がある。間違ったことをしていないのに「負けたから」といって判断を変えてしまうのは愚の骨頂だ。私はそういった結果や調子に合わせてコロコロ変えることを「タピオカ打法」と呼んでいる。


■落ち込まずに立ち直るためには


  反省は大いにすべきだが、後悔はしてはいけない。以下のことを常に念頭に置いて精神を安定させる。

・失った期待値は何をしても絶対に返ってこない。
・負けた原因をきちんと分析する。
・負けた原因が運なら、絶対に反省してはいけない。
・負けた原因が自分のミスなら、もう二度と同じミスをしないように反省する。スマホのメモ帳、もしくは紙などに書いて5分ほどかけて何度も音読する。

 注意しなければならないのは過剰な反省だ。反省をしすぎると自己暗示のようなものがかかり、トライすることに恐怖心を感じてしまう。これはマイナスになる。反省は適度に、そしてポジティブに


いまこのミスに気づけてよかったと前向きにとらえる
・今回のミスが起こった局面と似たような局面が再び訪れることに希望を持つ。

 ミスに気づけたのは偶然であることが多いので、幸運にもミスを発見できたことに感謝する。
 現時点で気付けたことにより、これから先に起こったかもしれないすべての損失が大幅に削減される。これは大変なプラスであるということを理解する。

 人はミスをなくすことで成長することができる。今回のミスを認識できたことによって、自分はまた成長することができたという自信を持つそして次は確実に正解を選択するぞ、という気持ちをもって鍛錬に励むことが大事だ。

 人生は挑戦と失敗と成功と繰り返しである。10回の挑戦に対して成功は3割ほどあれば十分だろう。いま世界で成功している人たちのほとんどが、挑戦と失敗を繰り返すことで地位を確立している。失敗しない人などいない。

 真の失敗とは、失敗に怯えて挑戦をやめることだ。人生に失敗は必要だということを理解しなくてはならない。



 自粛期間となったこの数か月、人との接触を控えるように心掛けることがなにより大事であるから、当然、接触が多い美容室などは行くことができない。伸びた髪は自分で切るしかない。オンラインストアで髪ハサミとすきバサミとバリカンを購入し、三面鏡と道具を使ってツーブロックを意識して挑戦。しかし初めての使用だったこともありバリカンの設定をミスして失敗。サイドに合わせてツーブロックの境界を曖昧にしようとするも失敗、トップとバックの調整にチャレンジするも微妙に失敗。

 あーでもないこーでもないとトライ&エラーを繰り返していくうちに、少し長いころの荒川良々が出来上がる。

画像1


 人生には必要のない失敗もある、ということである。


 

このノートがあなたにとって有意義なものであったらとても幸いです。