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麻雀の本質④ 上達するために

麻雀の本質① 運と実力
麻雀の本質② 人を動かす
麻雀の本質③ 麻雀にスタイルはない


麻雀が強くなるにはどうすればいいか?

結論から言うと、必要なのは「上質なインプット」と「上質なアウトプット」、これだけだ。

インプットとは座学とも言い換えられる。座学の手段は、

・理論を学ぶ。
・上手なプレイヤーの牌譜をたくさん(数千個)見る
・上手なプレイヤーが何を考えてながら打っているか学ぶ
師匠をつける。

などいろいろあるだろう。


■上質なインプット


中でも師匠をつけるのは大切である。
一人で学んでいては徒歩レベルのスピードでしか進めないところを、師をつけることによって車に乗って高速道路を走ることができる
麻雀は高いレベルにならないと気づけないこともたくさんあるのだ。

ただし、経験者にはわかるかもしれないが、師を選ぶことには危険がともなう

重要なのは「教えたがりの人から教わらないこと」。
特に女性は気をつけなければならない。
女性に麻雀を教えることで満足する男性はたくさん存在する。
彼らにとって一番の目的は、正しいことを教えることではなく、自分が女性に教えて自尊心を満たすことにある。

麻雀はとにかく勘違いしやすいゲームである。腕が良くても負けることがあれば、腕が悪くても勝つことがある。
そして運の悪いことに、自身の腕が悪いことに気づかない初級者ほど、他人に教えたがる性質をもっている

そういった一種のウイルスのような人たちから学んでしまうと、麻雀に対する認識の根本の部分が歪んだまま成長してしまう。
中高年が今までのやり方をいきなり変えることができないのと同じように、歪んだ認識のまま成長するとあとから直すのに大変苦労する。一生直らない危険もある。

できることならば、相手のほうから「麻雀を教えてあげるよ」と言ってきた場合は丁重にお断りしたほうがいい。
時間をかけて精査し、本当に強いと思った人に師事するべきである。
その人が実はそこまでの腕ではなかったということがわかったら、そこで師弟関係を解消すればいいだけだ。


■上質なアウトプット


アウトプットの主な手段は

・実戦を重ねる。
弟子を取る

などが挙げられる。

実戦を重ねることは誰でもやっていることなので、ここでは弟子について言及する。

これは上質なインプットの項で述べた「師匠をつける」こととワンセットである。
「自分が弟子なんてつけたらツイッターで叩かれる」と物怖じする必要はない。
意識すべきは「師から学んだことをわかりやすく噛み砕いて弟子に教える」ということにある。
これが復習の役割になっており、教わったことを無意識下に落とし込むことにつながる。

なんでもそうだが、ある事柄について最初に説明するときは、うまく整理されていなかったり、単語が正確でなかったり、説明そのものがわかりにくいことが多いだろう。
そこで、同じ説明をさまざまな人に繰り返すことで、無駄な部分が削ぎ落され、重要な部分をよりわかりやすく説明することができるようになる。それと同じことだ。


■まとめ


1. 上手な人の牌譜をたくさん見て、その人が何を考えているのかを考える。
2. できればその人を師匠にして質問できる環境をつくる。また、自分の牌譜も見てもらう。
3. 実戦をたくさんこなしつつ、弟子をとる。
4. 師から学んだことをかみ砕いて弟子に教える。

このノートがあなたにとって有意義なものであったらとても幸いです。