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邦画『もっと超越した所へ。』はエネルギッシュな恋愛映画でした。

久しぶりに映画を観た。
プライムビデオにて『もっと超越した所へ。』
過去に遡り、物語が繋がる展開が好きな人におすすめ。4組のカップル(?)が出てくるお話。

メインテーマは恋愛なんだと思う。
あと何故かは最後までよく分からないけど、「お米」もキーワードなのかな。
無理やり読み解けば、それぞれがお米みたいに主食になる(主役として)愛に生きている、ということだろうか。
冒頭と最後にお米が出てくる演出があるのだけど、最初の方は各々の生活というか、性格がお米を通してよく分かるようになっていると思った。

台詞量がものすごい。
調べたら戯曲が原作ということを知り納得。
終盤の女性陣の本音を発散しまくるシーンが圧巻。
男女ともにかっこわるいところ、感情・欲望がむき出しで、とにかくエネルギーがすごい映画だった。
人間らしいってこういう感じを言うのかな。
ここまで相手にさらけ出すことって、実際は結構難しいと思った。
相手のだめなところも全部知ってなお、それ以上に愛しい気持ちもあって、そばにいることを選ぶ登場人物たちが生き生きとしていた。

好みがわかれそうだけど、私は好きな映画でした。興味ある方はぜひ。

【あらすじ】
デザイナーの真知子、ショップ店員の美和、風俗嬢の七瀬、元子役の鈴は、問題ばかりの男と付き合っていた。
しかし、4人はそれなりに幸せな生活をしていた。そんなある日、彼女らに同時に別れの危機が訪れる。やがて、彼らの本音と過去の秘密が明らかになり…

「映画ナタリー」より

【解説】
2015年、下北沢ザ・スズナリで上演され“映像化不可能”とも言われた、劇作家・根本宗子の戯曲を映画化した恋愛群像劇。
4組のカップルに訪れた別れの危機を発端に、予想不可能な物語が繰り広げられていく。
監督は、山岸聖太。前田敦子を主演に迎え、共演には菊池風磨、伊藤万理華、オカモトレイジら。主題歌はaikoの“果てしない二人”。

「映画ナタリー」より

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