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生きやすい世の中とは

『不適切にもほどがある』

今放送されてるTBSドラマだ。
クドカンさんが描く多様性が好きで、毎週欠かさず見ている。

舞台となるのが昭和⇄現在。

昭和の世界って楽しそうだなと思えるような描き方。

昭和を生きたことがない私にとって、身近な大人やテレビが伝える「昭和」は想像することしかできない。

とはいえ、平成初期に生まれたため、昭和がそこまでかけ離れた存在とも思っていない。


バブル崩壊とともに誕生した我々世代は、世間では残念な目で見られる(と感じている)ゆとり世代とも呼ばれる。

勝手にゆとり政策をはじめ、勝手にゆとり教育を行ってきた時代の人たちが「だからゆとりは〜」と言ってくる。
当時のお偉いさんと呼ばれる大人が勝手に取り組み始めたのであって、私たちゆとり世代は「詰め込み教育が嫌です」なんてことを発してないし。

できる雰囲気を醸し出せば「ゆとりっぽくないね」と謎の誉め方をされ、
マイペース全開でいけば「ゆとりだね〜」と謎に納得され、嬉しくも何ともない。
まぁ、ゆとりの話はこれくらいにしといて。

確かに今の豊かな生活の基盤を作ってくれたのは、昭和の時代に全力で働いてくれた人々のおかげ。

今は私たちが頑張る順番。

それにしても、生きにくい世の中になったと感じてしまうのは私だけだろうか。

SNSの普及により、見たくないものまで見え、孤独を感じることも増えた。
仕事を教えるときは上から目線にならないように気をつけ、腫れ物に触るかのように話しかけることも。

冒頭で挙げたドラマの中では所々社会問題が取り上げられている。

リアルに起こっているであろう内容が他人事とは思えない。

本音で話せば傷つけたと言われる。

気を利かせたら嫌味だと捉えられる。

丁寧に指導したつもりがパワハラだと訴えられる。


生きやすい世の中だと感じる人もいれば、
生きづらいと感じる人も多いと思う。


そもそも、生きづらい時代しか生きてない人にとっては今が当たり前なのか。

便利な時代であるゆえに失われていくものも少なくない。

どの時代がいいとかは全て結果論。

それぞれの時代のいいところを活かしながら、生きていくしかない。


増えていくばかりのルールを覚え、不自由ながらも時代の流れにのっていかないと。でも、時代にのらなければいけない、なんて誰が決めたんだろう。

時代にのらなければ生きづらさを感じるからか。

結局、生きやすい世の中って何なんだ。

そんな世の中が存在していれば誰も苦労していませんよってか。

平等なんてないから、割り切っていくしかない。
がんばれ未来の人たちよ。と、小さく呟いておく。


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