没頭力を伸ばすには…? 3

前回のつづき


子どもは、
今、この瞬間 を生きている。

だから、

今、やりたいこと・楽しいこと をやりたがる。





中々やりたがらないことを
やりたいこと」にするには、


・目的を明確にする
・目標を設定する


ことが大切です。




今回は

中々やりたがらないことを
楽しいこと」にする工夫を考えていきます。





ひとつの方法としては、

ゲーム性を持たせる


ことです。




ゲームだと、

(ゲーム)
・友達同士でバトルし、勝敗・順位・点数を競い合う。
・アプリを起動すると、毎日ログインガチャがもらえる。
・タイムアタックに挑戦し、ハイスコア更新を目指す。
・町でのイベントをすべて消費したら、その町のジムリーダーに挑戦する。


これを勉強に置き換えると…、

(勉強)
・友達同士でテストの点数を競い合う。
・1日20分勉強したら、プリント1枚解き終わったら、シールがもらえる。
・計算のタイムを計測し、自己ベスト更新を目指す。
・1単元終わったら、その内容の小テストを実施する。




さらに言うと
対戦相手は、

対 誰か < 対 自分



であるとなお良いです。





対 誰か の対戦相手は、
同じ学年や同じレベルのライバル です。

ライバルがいると、
ともに競い合い、互いに高め合うことができます。



しかし、人は決して

ライバルとの勝負が
楽しいこと」 なのではありません。

勝負し、勝つこと
楽しいこと」 なのです。


ぼろ勝ち、ぼろ負け は
楽しくありません。

ライバルとのギリギリの戦いに勝つこと
 =「楽しいこと」 

です。


ただ、
ギリギリの勝負を演じ続けられるライバル
生涯現れ続けるものではありません。





一方、

対 自分 の対戦相手は、
昨日の自分 です。


昨日の自分 が
ライバル です。


ならば生きている限り
ライバル は存在し続けます。


ライバル が存在する限り
ギリギリの勝負を演じ続けることができます。


ギリギリの勝負 を演じ続けられる限り
勝負に勝つことができます。


勝つこと ができる限り
それは「楽しいこと」です。








昨日の自分と勝負して、
何かひとつでも

・できなかったことが、できるようになる
・できることが、もっと上手にできるようになる

ことが 勉強 です。






子どもが戦うべきライバルは、
まわりの友達ではなく、

ライバル = 昨日の自分


子どもに伝えてあげましょう。

そして
昨日の自分 の攻略法を
一緒に考えて
昨日の自分 を倒してもらいましょう。


昨日の自分の倒し方 が
その子の設定すべき目標です。

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