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[ Human ] Cannabis / 大麻 (後編)

はじめに

 前回の記事は、昨今の大麻取締法改正問題に関連し、主に大麻に焦点を絞り、大麻とはどういうものなのか?またその歴史について深く綴りました。前編はこちらから。

 世界各国の規制緩和、巨大資本の流入などが相まって、大麻関連製品が爆発的に増え、昨今日本にも流入し、ちょっとしたブームにもなっています。そんな矢先に、、、

 いきなり規制を変更し、これまで市場に流れていた普通のCBDまで規制対象になります。一説では、現在市場に流通しているCBD商品の9割が規制対象となり廃棄しなければならないと言われています。業者さんにしてみれば、在庫処分もできずに廃棄しなければなりません。なぜなら10月1日より違法になりますので売ることも持っていることもできず、高いお金を払って仕入れた商品をただただ捨てるしかないから。大きく投資をしていた会社は悲惨だと思いますよ、、、

ですから、わたくし言っておきましたでしょ?

「合法化」と「自由」は意味が違うのだと。


 本件は、なぜわたくしが分かっていたかについてはっきり綴っちゃうわ〜。では始めましょ〜!





規制

 2024年10月1日より施行される日本の大麻取締法の改正により、日本でのCBD製品には「ほぼ0%のTHC含有量」が求められています。具体的には、CBD製品に含まれるTHCが極めて微量であることが条件となっています。新しい規制では、CBD製品の製造および販売において、THC含有量が0.3%未満であることが強調されていますが、実際には「ほぼ0%」とすることが求められています。これにより、製品に含まれるTHCが事実上検出されないレベルでなければならないということです。全くバカな話ですが、この国はそういう国なのです。

 どれくらいアホかは他国と比較してみればわかります。例えばアメリカやEUでは、CBD製品に関してもTHC含有量が0.3%まで認められている場合が多いです。では日本ではどうなっているのかと申しますと、現行の規制はTHC含有量0.02%未満。これだけでもとても厳しい規制であることはわかりますね。ですから今現在、日本で流通しているCBD製品は海外のものと比べても非常に厳しい規制をクリアーしたものなのです

 先ほどから「現行」「今現在」と言っているのは、世界的に見てもこれだけ厳しい含有量規制が、10月1日からさらに厳しくなるのです。どれほどかと申しますと、新規制のTHC含有量は0.001%〜0.00001%です。

 海外基準は0.3%、日本の新基準は0.00001%です。異常ですね。

 この問題について調べていたら、こんな意見をちらほら見かけました。「こんな規制にがんじがらめにしたら、医療目的の医薬品としてしか流通しなくなり貧乏人は使えないじゃないか!」との意見。これすごく的を得ているんですよ。

 よろしいですか。本当に体に良いものを、あちら側が我々に与えるわけないんですよ。誰でも簡単に育てられて、戦前はどこでも生えていたような万能薬があったら、病気で儲けている人々が困っちゃうじゃない。戦後は石油屋さんが困っちゃうから違法にして、これからは病気屋さんが困っちゃうから異常な規制で違法にするの。

 そう、俯瞰して見たら、また同じ仕組みなのよ。



17年前に

・アメリカと日本

 わたくしは、ずっと前から合法化するなって確信を持っておりました。日本という国はアメリカの51番目の州みたいなものなので、本国から離れていても10年遅れほどで同じ流れが到達します。音楽の流行を見てみれば分かりやすいですね。アメリカで流行ったものは日本でも遅れて流行ります。

・アメリカ

 今は合法なアメリカでも昔は違法でした。その歴史は前回の記事を参照してください。過去に違法だった概念は、音楽や流行によって徐々に「良いもの」と変更されてきました。ウッドストックに代表されるヒッピーブームや、不良のアメリカンドリームとなったHipHopブーム。これらのブームを牽引したアーティストたちが、これでもかと言うほどマリファナをふかし、当時の子供達の概念を変更しました。その子供たちが大人になった世界が今です。ゆえにアメリカでは「マリファナなんて大したことない」と言う概念になりました。


 サビのリリックは「Rollin down the street, smokin indo, sippin on gin and juice」です。和訳は以下の画像参照。

・日本

 現在の日本は言わずもがなですね。ここ4、5年で大麻のことを平気で歌うラッパーがメディアに溢れました。急激に日の目を見るようになったというか、強制的にスポットライトを当てられたというか。大衆側から自然に発生した流行を装ってと言うのが正確ですね。

 わたくしは彼らが売れてく様を見てましたから余計に感じるのですよ。熊谷のクラブで彼らがライブしていた頃、お客さんなんて20人くらい。わたくしはフロアーの一番後ろでライブを見てたのですけど、後でサイに「ライブ中に睨まないでよ」って言われるくらい人がいなかった。いつも明け方のライブだったから余計に。それがいつの間にか駆け上がり、今やネットニュースに出るほど。

 日本でもアメリカでも同じような流行りが作られてきたのです。




・わかっていた

 何がわかっていたかと申しますと、ナメダルが売れるとかそう言うことではございません。あんな危ない容姿の人たちが地上波に出ることになるなんて一ミリも考えておりませんでした。
 そうではなくて、わたくしが分かっていたのは、20年前30年前にアメリカで起きたブームが日本で起きると言うことです。確信を持ったのは、日本のお薬屋さんがこっそり米国でライセンスを取っていたから。日本では「大麻は違法」が常識だった2007年に、ガン治療のためのカンナビノイド系の薬のライセンスを取っていたのですよ。このお薬屋さんのお家を知っておりましたから、「いずれ日本でも合法化するな」と17年前には分かっておりました。

 法律ってのは支配階級の思うままなのですから。

 しかるにその支配階級というものは、それぞれ自分の利益に合わせて法律を制定する。 そしてそういうふうに法律を制定したうえで、この自分たちの利益になることこそが被支配者たちにとって「正しいこと」なのだと宣言し、それを踏みはずした者を法律違反者、不正な犯罪人として懲罰する。

「国家」

 え? ただのお薬屋さんが支配階級な訳ないですって?んじゃ現実を見せてあげる。魔女の本気よ〜



魔女の本気

 お薬屋さんのパワーを理解する前に、この国の仕組みから始めましょう。今現在は戦後から自由民主教と言う宗教に変わりましたので本質が見えづらくなっております。ですから、古きに学びましょう。

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