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大学が何をするところか本当に理解してますか?

note, day 3

こんにちは.生物系基礎研究者のKatsuo77です.

今日の記事では『これからの大学の価値』について綴る予定だったのですが,その前に,大学が何か理解することが優先的だと思いましたので,『大学とは何か』というテーマで綴ります.


物事の本質を知ることは人生において正しい選択をするために必須の工程です.そこでまずは,意外と見落とされている(というか知らない)大学の定義について確認してみます.

大学とは,

『学術研究および教育における高等教育機関

と定義されています.簡単に説されていますが,実は奥が深いです.

学術・教育・高等教育の3つについて理解できれば,大学の定義を理解できます.それでは一つずつ解体してみましょう.

1.学術

学術とは学問と同義です.英語で言えば”Science(科学)”ですね.『○○学』というやつです.社会学,経済学,哲学,理学,地学,医学,歯学,薬学,,など挙げればきりがないですが,一般的な大学の学部名と考えていただければ良いかと思います(国からの補助金欲しさに,最近では謎な名前の学部も増えていますが、、、悲).

2.教育

教育についてはWikipediaの説明が非常にわかりやすいので,一部改変して引用させていただきます.

『教え育てること,ある人間を望ましい状態にさせるために,心と体の両面に,意図的に働きかけること.教育を受ける人の知識を増やしたり、技能を身につけさせたり,人間性を養ったりしつつ,その人が持つ能力を引き出そうとすること. 』

ここで説明されている教育は,すべての場面における教育(小・中・高・大・社会人)を含んでいるのですが,大学においての教育で最も重視すべきは,『教育を受ける人の知識を増やしたり,技能を身につけさせたり』の部分です.

3.高等教育

教育と一概に言っても,じつは細かく分類されています.しかも国によって分類が異なりますので,ここでは日本での分類について簡単に説明します.日本の教育を大雑把に分類すると,

初等教育=小学校までの教育.

中等教育=中~高校までの教育.

高等教育=大学以上の教育.高等専門学校(通称:高専)も含まれる.

となります.つまり,大学での教育はすべて高等教育に含まれます.

4.まとめると

ここまでの解説を元に『大学』を説明すると,

大学とは,

『サイエンス(科学)を研究するために必要な知識・技能を身につけるための高等教育を行う機関』

となるでしょうか.もう少い良い表現があるかもしれませんが,私としてはこれがしっくりきます.

さて,この説明について皆さんはどう思われるでしょうか.本当に大学の意味を理解できていましたか?

大学はサイエンス(科学)(専門分野,学問)を学ぶ場所なのです.

何となく大学に進学することがいかに無駄なのか理解していただけますか?

高校までの教育がいかに重要か,もうおわかりですね?

次回こそ,大学の価値について綴りたいと思います.

じゃ!



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