見出し画像

信じるということ 

あけましておめでとうございます。
皆様に幸ある年となりますように。


新年早々ですが、話は年の瀬にちょっと戻ります。

年の瀬、
と、いえば、忘年会・同窓会。

ひっさしぶりの、高校〜大学にかけての同窓メンバーで、各々の地でのこの一年の頑張りを労いあった。
年齢も年齢なので、話題は仕事、結婚、家族、等々・・・・・・・・が最初の2割くらいであとはどシモさも含むバカ話をして笑ってました、大人の実像って意外とこんなもんなのかもしれない。

その序盤の話の中で、ひとりが、結構相当に長く付き合っている人とついに満を持しての結婚を考えている、との話題を展開。
昨今は、まだ結婚しないの?的空気も若干出ていたりした背景もあり、祝賀ムードいっぱいの卓。さながら正月。まだあけてないのに。
ひと波の盛り上がりの後でお決まりの「結婚に至った決め手は?」の問い。そして彼の答えが今回の記事。


「この人は信じられる、という気持ちになったこと」


これに対し、私以外はいやいやいやいやとなる卓。さながら正月のバラエティ。まだあけt
いやいや!信じることのできる云々はお付き合いの上での前提条件でだな!的な。
それはもうなんというか、最低限のことでだな!的な。




・・・そうなのだろうか。



最近いろんな出来事も重なり、この「信じること」について考えが至ることが多い。


信じるということに関する(ごく非パーソナルでこういう場での開示に馴染む)4つのピース


先日最終回に至った『鎌倉殿の13人』(またまたまたまたこの話題)。激動の2022年を一緒に駆け抜けた大切な作品。
源頼朝は、坂東武者も何なら身内さえも、心から信じきることができずに孤独のうちにあった描写の比重が大きい。そして主人公義時も、権力の座にのぼり詰めるのに比例して、本来「信じる」にたる間柄さえ容赦なく粛清し、最後は孤独に苛まれる描写も少なくなかった。これらは時代背景も影響している、とは思うが。だからこそ、頼朝の目線では、心を許した義時と政子との関係性、そして義時の目線では、彼にとりもはや戦友・同体たる政子、そしてぶつかり合うもそこに親子たる信頼という無二の土台のある泰時との関係性が際立ったのかも。



月曜10時『エルピス』。冤罪事件を題材にした社会派ドラマでありながら、特に後半にかけて響いてくる主題が「目の前に信じることのできる人がいたからこそ生まれるエネルギー」。
第1話では信じるもなにも…的に虚空の中にいた長澤まさみと、逆にむしろ人を信じすぎる危うさもある眞栄田郷敦が、バディとしてほんとーーーに紆余曲折を経て、立ち位置も関係性も心も次々ゆらめきながら、そして後半にかけて光る冒頭のテーマにのって真実を真実たらしめる展開。ともすればそれ単体では青臭くなりすぎる「信じる」という主題が、めちゃめちゃ重いテーマの中にしのばせられることでいい意味で光ったように思う。



2022年は私にとり星野源・元年、だった。大好きだった『King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0』も『菅田将暉のオールナイトニッポン』も終わってしまった今、私にとり最後の砦となった『星野源のオールナイトニッポン』。
年末の放送に料理研究家の土井善晴先生が登場し、軽快かつ、肩の力の降りるトークを展開。土井先生って実は名前しか聞いたことなくて、番組もあまり知らなかったんだけど、もうこの方はあれですね。歩く味噌汁ですね。 ?
そんな土井先生の言っていたこと全体を、卵でとじてしまいますよ?的にまるっとくるんでまとめると、「固定観念とか、自分の頭でコネコネ考えた、これらは疑え。でも自分の感性が導くものは信じよ。」というもの。



私の大好きなamazarashiというアーティストの、これまた大好きな曲『終わりで始まり』の歌詞

裏切られた事に 胸を張るんだ
信じようとした 証拠なんだ
疑った分だけ 損したんだ
「傷ついた」 なんて 言いたかねぇや



4つのピースを組み合わせて見えるもの














ごめんなさい
うまいことまとまりませんでした。




[参考]途中まで頑張って書いてみたメモ(記載ママ)↓

心を許した人に裏切られること、去られること、
こういった事象は間違いなく人を信じることのハードルを上げてしまう。
「この人は信じられる」その成熟の時間には本当に個人差があるし、その人の人生経験が大きく影響する。
冒頭の彼にとり、「この人は信じられる」、の境地に至れたことは大変めでたいことだし、同時にそこに至るまでいろいろな見定めも葛藤もあったんだろうなぁと思いを馳せる
[参考ここで一旦切れる]
信じることの濫用もそれはそれで問題だよなぁと。
信じるに足らない人、信じてはいけない類のものがあるのも事実。
あと、信じると「期待する」はとっても近い距離にある感情なように思うので、信じるが「期待する」の色を孕んだ時には、それが実らなかった時に「期待はずれ」というちょっとエゴい感情にもなって現れる危険性[参考 ここ迄]



ごめんなさいね年始早々。
これについて、ふんわりとではなくキチンと考えをまとめることが、まず2023年の目標になりましたよね。ごめんなさいね。


改めて、2023年、皆様にとって素敵な1年になりますように。私にとっても素敵な1年になりますように。

なるんじゃないかな、と、思っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?