介護保険の改正
3年に一回の介護保険法の改正。
4月1日改正やから、その請求の一回目がこのゴールデンウィーク明けやった。もうね、今回は1日から5日までが休みやし、8.9日が土日という、最悪の日のまわり。
伝送(国保連ってとこに請求内容をおくって受付てもらう)をしようとしたら、事務さんのパソコンがバージョンアップされていないというまさかのオチで、急遽ソフト屋さんに動いてもらうというオマケ付きでぐったりしながら完了。事務!!
あとは今月末にエラーが出てないかの確認!!
4月忙しく、noteほとんど更新出来てなかったのは、この改正の読み込みと説明、そしてプラン変更に追われてました。
ケアマネがついている方。ケアマネさんから、今回の改正について説明がありましたか?そして使っているサービスの事業所さんからは新しくとる加算(事業所によって頑張っているところには条件付きで上乗せされるもの)等の説明や同意がありましたか?
ここ、とっても大切なところです!!利用者負担が変わりましたよ。基本単位数がアップしたものが多いため、利用者さんにとっては値上げになった方も多いと思います。この単位数の変更や加算についての説明や同意がないとダメなんです。たかが、10円(1割)でしょ!って言われる方もいますが、そこは10割の話を必ずしています。大前提が介護保険という保険制度を使っているんです。なので、何故、上がるのか、下がるのか、どういう加算がつくのかその加算の根拠は何かは必ずケアマネ、サービス事業所は説明する義務があるのです。
その中で今回マイナス改定になったものも。最たるものが訪問看護ステーションによるリハビリ職の提供ね。他のが数ポイントずつ上がったものが、これに関しては20分で3ポイントのマイナス。1時間以内の利用の方だと9ポイントのマイナスね。予防にいたっては一定期間を超えると半分の単位数にという恐ろしい減算。一回40分以上も減算。何故こんな事が起きたのか。
そもそもが訪問看護という名目なのに、ほぼリハビリ職しかいないっていう事業所がやたらめったら増えたこと。(本来、訪問看護は看護師の訪問であってリハビリ職は補助的な役割、看護に変わって・・・っという位置づけ)サテライト方式みたいな事業所が増えている事が目をつけられた最大の要因かなと。
訪問リハビリという括りもあって、これは病院や診療所、要は医師がいるところでその医師が指示をしてリハビリを在宅でっていうものもある。整形外科や脳神経外科、老健とかがやってるってところが多いかな。
そことの違いがより明確化されたというか、看護ステーションにおけるリハビリの役割があくまでも看護の補完的な役割にしてるっていうんがそもそも違和感を感じてるんやけど。ただ、アホみたいに訪問看護ってうたいながらリハ職ばっかり、看護師さんは?とか、ちょっとグレーな事業所(サテライト方式でいわゆる休憩所、立ち寄り所みたいな扱いにして、ほとんどがリハスタッフみたいな所)が増えたっていうのもあったりで今回真っ先にマイナスの矛先がむいたってこと。
どちらにせよ、訪問看護でも訪問リハビリでも医療系サービスは医師の指示が必要。だから、医師への報告や連携が絶対なんだから、そこを丁寧にして本人の生活機能の維持や向上をはかれば良いんだけどね。
うちの事業所。訪問看護ステーション併設で、理学療法士が3人在籍。今回の改定は悔しいっていうてた。自分達のやっていることが否定された訳やからね。これはね、ある意味ケアマネにも責任があると思うねん。
在宅におけるリハビリの意味。
ここに関しては次の機会にしよう。
やっと請求が終わったからまたぼちぼち更新していこうと思っています!!
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